年収は逆転したけれど…妻が抱いた違和感
愛さんが家事代行という選択にたどり着いた背景には、「年収」と「家事」を安易に結びつけたくないという思いがありました。
「実は少し前までは、私のほうが年収は低かったんです。その頃は、“自分のほうが家事を頑張らなきゃ”と思って、無理をしていました」
しかし、いざ収入が逆転してみると「だから次は夫が多く家事をすべきだ」とは考えなかったといいます。
「家事や家のことは、本来、家族みんなで支えるもの。年収の差で負担割合を決めるのは、違うと思ったんです」
誰かに無理を押し付けるのでも、我慢を続けるのでもない。その“間”にある現実的な選択肢として、愛さんが選んだのが、外の力を借りることでした。
家事代行は、楽をするためのものではありません。愛さん一家にとってそれは、家族のバランスを崩さず、生活を続けていくための「調整役」でした。
正月の衝突はつらい出来事でしたが、愛さんはこう言います。
「私たちの暮らしを守るために、必要な出来事だったのかもしれません」
価値観が変わる時代の中で、家族の形もまた、静かにアップデートされているのです。
[参考資料]
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