(※写真はイメージです/PIXTA)

都市部での生活に区切りをつけ、自然に囲まれた環境でゆったりと老後を過ごしたい――。こうした“地方移住”への憧れは、定年を迎える世代を中心に根強くあります。実際、コロナ禍をきっかけに都市部から地方へ移る人は一時的に増えました。しかし総務省『住民基本台帳人口移動報告』によると、その後は再び都心回帰の動きがみられます。今回は、そんな「地方移住」に踏み出し、理想と現実のギャップに直面した60代夫婦のケースをみていきます。

「戻りたい」と思っても、簡単には戻れない

移住から2年が経った頃、夫婦は東京近郊への“戻り”を考え始めました。しかし、ここで新たな壁に直面します。

 

「古民家は、買うときは比較的スムーズでしたが、売るとなると話が違いました。問い合わせはあっても、立地や設備面で敬遠されてしまって…」(浩一さん)

 

一定のリフォーム費用もかかっており、簡単に手放せる状況ではありません。賃貸に出すことも検討しましたが、借り手探しは難航しています。

 

地方では空き家の増加が社会問題となっており、立地や築年数によっては、活用や売却が容易でないケースも少なくありません。「住み替えの自由度が低い」という現実は、移住前にはあまり意識していなかった点でした。

 

現在、松永さん夫婦は古民家に住み続けながら、将来の選択肢を模索しています。

 

「地方暮らしそのものが悪かったとは思いません。ただ、もっと現実的な視点で準備すべきだった。住んでみないと分からないことが、あまりにも多かったですね」(浩一さん)

 

地方移住は、人生を豊かにする可能性を秘めています。しかしそれは、「生活インフラ」「医療へのアクセス」「人付き合い」「将来の住み替えのしやすさ」といった現実的な条件を冷静に見極めた上でこそ、成り立つものです。

 

憧れだけで踏み出すのではなく、「もし合わなかったらどうするか」まで含めて考えておくこと。それが、後悔しない移住への第一歩なのかもしれません。

 

 \1月20日(火)11:00配信/
 調査官は重加算税をかけたがる 
相続税の「税務調査」の実態と対処方法

※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 石福金属工業のお知らせ 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧