特に「4年落ちのベンツ」が好まれる理由
数ある中古車のなかでも、「4年落ちのベンツ」がいいといわれている理由は主に2つです。
・減価償却が早い(先述のように、初年度に全額経費化できる)
・値崩れが少ない
ベンツ、特に「Gクラス」は中古市場でも買い手がつきやすく、値下がりが比較的少ないといわれています。値崩れしなければ売却価格が高く保たれ、経費にできる金額も大きくなるというわけです。
さらに、将来赤字が出た場合、ほぼ購入価格に近い金額で売却し、売却益を赤字にぶつけて節税することもできます。つまり、たとえば中古ベンツ・Gクラスを1台持っていれば、それは「1,000万円台の簿外資産」を持つことに近い効果があるのです。
ベンツ以外にも、買い手がつきやすいレクサスやアルファードといった人気の車種も同様の効果が期待できます。また、白や黒といったシンプルなボディカラーの車は値崩れしにくく、「節税に向いている」といえるでしょう。
“実質1割負担”で外車を毎年乗り換えるというスキームも
また、4年落ち中古車を使った節税策としては、「実質1割程度の負担で毎年乗り換える」というスキームも存在します。
具体的には、下記のような方法です。
1.値崩れしにくい4年落ち中古車を購入し、1年で全額減価償却する
2.翌期に売却し、新しい4年落ち中古車に乗り換える
これを繰り返せば、値下がり分(おおよそ1割程度)だけを負担する形で、毎年高級車に乗り続けることが可能です。ただし、値下がり分はあくまで目安で、中古車相場によって値崩れが起きる可能性もあるため、リスクを十分理解したうえで行う必要があります。
高級車購入は単なるステータスではなく、いまや適切な節税戦略の一環として考える時代です。会社の状況に合わせて最適な方法を選び、資産を賢く守っていきましょう。
黒瀧 泰介
税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士
