なぜ“貸金庫”に?
貸金庫は、貴重品や重要書類を安全に保管するための設備として、特に高齢者世代にとっては“安心できる場所”として根強い人気があります。現金や通帳、権利証のほか、宝石や印鑑、家族に知られたくない個人的な記録などを収めておくケースも見られます。
また、亡くなった後の家族へのメッセージや遺言書を保管する目的で利用されることもあり、今回のように“感情的に複雑な記録”が発見される事例も珍しくありません。
智彦さんは、今回の件をきっかけに自分自身の終活についても考えるようになったといいます。
「自分が亡くなったときに、家族が混乱したり、傷ついたりするのは避けたい。そのためにも、財産も気持ちも、整理しておこうと強く思いました」
貸金庫は、ただの収納スペースではありません。そこに収められた物は、時に「財産」以上の意味を持ち、家族の感情や関係に影響を与えることがあります。“いざ”という時のために、親と子が少しずつ“情報の橋渡し”をしていくことが、心の備えにつながるのかもしれません。
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