今年の帰省は「夫と子供だけ」
話し合いの末、今年の帰省はこれまでとは違う形になりました。セパレート帰省でもなく、夫が子どもたちを連れて、単独で実家に帰るという選択です。
「ばあばに会いたい?」
真紀さんがそう聞くと、子どもたちはうなずきました。子どもたち自身の意思を確認したうえで、送り出したといいます。義両親の負担も考えて、子どもたちには、「自分のことは自分でやるように」と、事前に言い聞かせました。
株式会社ベビーカレンダーが、30〜59歳の既婚女性を対象に実施した「年末年始の帰省」に関する調査によると、約3人に1人が義実家への帰省を「気が重い」と感じていることが明らかになりました。ちなみに、交通費や手土産代、お年玉などを含めた帰省にかかる費用は「1万〜3万円」が最多でした。
また近年話題となっている「セパレート帰省」については、6割以上が前向きに捉えているという結果に。かつて当たり前とされてきた「夫婦そろって義実家に泊まりがけで帰省する」スタイルが、見直されつつあることがうかがえます。
帰ってきた夫は、ぐったりしていた
1月3日の夕方、実家から戻ってきた夫は、目に見えて疲れ切っていました。
「正直、こんなに大変だと思わなかった」
義父母の世話、子どもたちの相手、細々とした気遣い。これまで真紀さんが担ってきたことを、身をもって知ったのでしょう。
そして、ぽつりと頭を下げました。
「今まで、悪かった」
一人きりの年越しが教えてくれたこと
一方、真紀さんはというと――。大晦日の夜、近くのデパ地下で好きなオードブルとワインを買い、独身時代以来となる一人きりの年越しを楽しみました。
誰にも気を遣わず、食べたいものを、食べたいペースで。その時間は、静かで、穏やかなものでした。
「親孝行を否定したかったわけじゃないんです。ただ、自分を差し出す形で続けるのは、もう無理だった。来年もこのスタイルでいきます。もう自分だけが我慢するのはやめました。子供たちにも教育上、よくないですしね」
真紀さんは嬉しそうに語りました。
ちなみに夫からは「真紀もお正月は一人で寂しかったんじゃない? 家のことも大変だっただろ?」と声をかけられた真紀さん。まさか一人きりの正月を満喫したとは言いづらく「うーん、そうね」と曖昧に答えたそうです。
「何より嬉しかったのは休んだ気がしないいつもの年末年始とは違って今年は晴々とした気持ちで仕事始めを迎えられたこと」と真紀さんは笑いました。
[参考資料]
ベビーカレンダー「年末年始の帰省に関するアンケート」
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