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主婦は社会スキルの「総合商社」
大人になってすぐに結婚する人もいれば、会社に勤める人、大学で研究を続ける人、いろいろいますが、私や専業主婦だった人たちは、人生の前半が「総合的な社会勉強」の時間だったのだなと思います。何かの専門性に特化するわけでなく、社会で、人生で大事なことを多角的に学ぶ、下積み時代のようなものです。
そして私の場合は後半になって自分の目的を見いだしてこうして会社を経営しているわけですが、社会勉強をする人生の前半戦があってこそ、後半からの人生がとても豊かなものになっていくのだと、今改めて感じています。
人生の前半戦に社会勉強していた人は、お金の知識、情報のリテラシー、上下関係や人付き合い、恋愛など、学校では教わらないけれど生きていくのに非常に大事なことがひととおり分かっているのです。
「主婦」という仕事にきちんと向き合って一生懸命取り組んできた人は、どこに行っても通用するような社会スキルを網羅した、さながら「総合商社」です。
主婦の仕事は毎日同じことの繰り返しのようにも感じますし、誰からも褒められず、給料をもらえるわけでもなく、報われない立場だと思う人もいるかもしれません。
しかし見方を変えれば、自分の裁量で家を仕切って、やりくりをして、家庭という組織を運営するというすごい能力を持っているということです。だから、大いに自信を持ってほしいのです。私自身も、専業主婦時代に家庭におけるさまざまな判断や選択をしてきたことが、経営者になって活きていると実感します。
経営者の最も重要な業務は意思決定です。慎重に検討することは大事ですが、いつまでも迷っていては経営が止まったままになってしまいます。思いきってスピード感を持って決めなくてはいけない瞬間が、本当にたくさんあります。
そのときに大事になってくるのが、会社の理念です。この会社はなんのために存在し、何を目的として事業をしているのかを見失わず、意志決定の判断材料として潔く決めていかなくてはなりません。
同時に、社員たちも迷わず前に進めるように、理念や会社の方向性を力強くトップが社員に示せることも大事です。これは個人の人生も同じで、何かをやるかやらないか迷ったら、自分の生きる目的や存在意義に照らし合わせて、合うか合わないかですぐに判断したらいいのです。
人生は一度きりですから、やりたいならやったらいい。これは、私がこれまで生きてきた経験で本当にそう感じているのです。
できる限りの学びを積み重ねる
自分がどのような選択をするかで自分の人生が決まるわけですから、それをできるだけ間違えたくなければ勉強をするしかありません。
ただ頭の中で「どちらが良いんだろう」と考えていても正解は出ません。いろいろな知識をインプットして、人に会って話を聞いて、たくさん経験をして多様な価値観に触れてみることです。その中で小さな間違いや失敗もするからこそ、本当に大事な場面で自分が納得する選択ができる人間へと成長できます。
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