(※写真はイメージです/PIXTA)

「人生100年時代」、老後の備えへの関心は年々高まっています。特に50代に差し掛かると、「あと何年働けるか」「老後にいくら必要か」といった問いが、ぐっと現実味を帯びてきます。その中で、多くの人が不安を覚えるのが――ねんきん定期便に書かれた「将来の年金見込み額」です。毎年誕生月に届くこの通知は、本来なら老後設計に役立てるべきもの。しかし、人によってはその数字に直面するのが怖くなり、「見なかったことにする」ケースも…。

老後に必要なお金は「2,000万円」では済まない?

かつて金融庁の報告書で「老後資金2,000万円問題」が話題になりましたが、あの試算は夫65歳・妻60歳の夫婦が95歳まで生きるというモデルケースでした。

 

しかし現実には、

 

●退職金が想定よりも少ない

●子どもの進学や住宅ローン返済で貯蓄ができていない

●予期せぬ病気や介護が必要になる

 

など、「2,000万円あっても足りない」ケースも多くあります。

 

藤田さんも、定年後は再雇用で働きながら貯蓄を続ける予定でしたが、「65歳以降の生活費」と「年金収入」とのギャップに頭を抱えているそうです。

 

50代からできる対策には以下のようなものがあります。

 

●年金の繰下げ受給(70歳まで遅らせることで最大42%増)

●企業型・個人型確定拠出年金(iDeCo)への加入

●再雇用や定年後の継続就業による厚生年金の継続加入

●支出の見直し(保険・住居費・教育費など)

 

特に注目されているのが「繰下げ受給」です。70歳まで受給を遅らせれば、月額12万9,000円だった藤田さんの年金は、約18万3,000円まで増額される可能性があります(+42%増)※。

 

※実際の金額は個別の加入状況によります。

 

年金定期便には、過去の納付記録や将来の受給見込額が詳細に記載されています。マイナポータルや「ねんきんネット」を使えば、いつでも情報を確認することができます。

 

年金定期便の数字は、“将来の暮らしの設計図”ともいえます。現役世代のうちから内容を把握し、必要な対策をとっていくことが、後悔しない老後への第一歩です。

 

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※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

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