(※写真はイメージです/PIXTA)

年末年始をどこで、誰と過ごすか――。正月は「家族に会える特別な日」として、心待ちにしている年配の方も少なくありません。一方で、同居や帰省が難しくなり、老人ホームなどの施設で一人、年末年始を迎える方も。本記事では、「今年は家族と過ごせる」と信じていた男性が直面した“思いがけない現実”をみていきます。

孤独だけではない「期待の裏切り」

国立長寿医療研究センターのでは、高齢者が心身の機能低下によってフレイルに陥るリスクは、日常の身体活動量や人とのつながりと密接に関係していることが示されています。

 

例えば、「1日あたり5,000歩以上の歩行」や「1日8分以上の中高強度の運動」により、フレイル発症リスクが約半分に抑えられることがわかりました。また、難聴のある高齢者は、家族以外との関係性が希薄になりやすく、社会的ネットワークのサイズが小さい傾向にあるとされます。

 

さらに、心身の状態と並んで、主観的幸福感や自尊感情もフレイルと相関しており、健康な高齢者ほど生活満足度や自己肯定感が高い傾向が確認されています。

 

こうしたことからも、身体の健康維持とあわせて、社会的つながりの確保や心理的充足感が、フレイル予防には重要だと考えられます。

 

高齢者施設の整備や在宅介護支援が進む一方で、年末年始のような節目の時間には、家族の“存在そのもの”が何よりの心の支えになります。

 

「家族旅行」や「帰省の断念」そのものが悪いわけではありません。ただ、それが「約束の反故」や「説明不足」によって伝えられたとき、高齢者に残るのは“納得”ではなく“寂しさ”です。

 

松村さんはこう締めくくりました。

 

「来年こそは、ってまた願ってみようと思います。元気でいれば、きっと会えると信じていますから」

 

年末年始の過ごし方が多様化するいま、家族との向き合い方そのものが、静かに問い直されています。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録