(※写真はイメージです/PIXTA)

親の死をきっかけに、初めてその人の“お金の動き”を知る――そんなケースは珍しいものではありません。特に近年は、NISAやiDeCoなどを活用して老後資金を自助努力で準備する人も多く、株や投資信託などに“家族にも言わずに”お金を回している高齢者も少なくないのです。

「母が残してくれたもの」を活かすために

「お金はありがたかったですが、それ以上に母が“見えない努力”をしていたことを知れて、胸がいっぱいになりました」

 

そう語る川口さんは、母の投資信託で得た資産を元に、自身のNISA口座を開設し、今は積立投資を始めています。

 

「母の口座を見て、“20年ほったらかしていても、こんなに増えるんだ”って、逆に勇気が湧いたんです。今のうちから、少しでも積み立てておこうと思って」

 

なお、相続人が現れず、長期間手続きが行われなかった口座(一定期間利用のない預金や未請求の有価証券など)は、「休眠預金」として国が管理・活用する仕組みもあります(休眠預金等活用法)。

 

実際に、年間700億円前後の休眠資産が発生しており、社会課題の解決に向けたNPOなどへの助成に使われています。とはいえ、本来は本人や家族が活用できたお金でもあるため、「相続前の整理」と「家族への共有」は早めに進めておきたいものです。

 

「親の引き出しにある“よくわからない書類”も、実は何十年分の汗と努力の結晶かもしれません」

 

そう語る川口さんは、今回の経験をきっかけに、家族の資産状況や口座一覧をExcelで“見える化”するようになったといいます。

 

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