(※写真はイメージです/PIXTA)

総務省『家計調査(2024年)』によれば、65歳以上の単身無職世帯の平均可処分所得は121,469円、平均消費支出は149,286円。公的年金だけで生活を賄うには心もとないという声も多く聞かれます。将来に備えて貯金を切り崩さないように暮らしを切り詰める人もいれば、家族に迷惑をかけまいと“ある行動”に出る人も──。

“老後不安”の中で生きていた母の本音

「母が黙っていたのは、たぶん“迷惑をかけたくない”という気持ちだったんでしょうね。家族としては悲しい気持ちもあるけれど、ありがたいと思うしかありません」

 

旧札は念のため銀行に持ち込み、記念に数枚だけ手元に残すことにしたといいます。キャッシュカードの残高は、母の遺志を尊重して、葬儀代と施設利用料の清算に充てました。

 

「最後まで人に頼らず、ちゃんと自分で備えていた母の姿勢には、本当に頭が下がります」

 

近年、家族に資産情報を共有せずに亡くなる高齢者が増えています。通帳・キャッシュカード・保険証券などを見つけられず、「相続放棄」や「払い戻し漏れ」が発生するケースも。

 

2024年からは相続登記の義務化や、預貯金の照会制度の拡充など、手続きの明確化が進んでいますが、それでも本人しか知らない「現金の隠し場所」は存在します。

 

「“床下収納を開けてください”ってメモでもあれば、全然違ったのにな」と苦笑いする勝田さん。

 

老後資金を“見える形”で遺すことも、次の世代へのやさしさかもしれません。

 

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