〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:住友理工〈5191〉……前日比+459円(+21.29%)/終値2,615円
【売買材料】
当日正午ごろ、同社の親会社である住友電気工業が、同社を完全子会社する目的でTOBを実施すると発表。TOB価格は2,600円としており、これにサヤ寄せする形で買いが殺到した。
2位:レーザーテック〈6920〉……終値:前日比+5,000円(+21.21%)/終値28,575円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。前日にストップ高を演じたアドテストや5連騰中の米エヌビディアなど、半導体関連株への物色が強まるなか、31日(金)に決算発表を控える同社に思惑的な買いが殺到、ストップ高まで買われた。
3位:住友電設〈1949〉……前日比+1,500円(+19.69%)/終値9,120円
【売買材料】
大和ハウス工業は当日、住友電設に対して完全子会社化を目的としたTOBを実施すると発表。これを受けて、TOB価格の9,760円にサヤ寄せする形でストップ高まで買われた。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:ノジマ〈7419〉……前日比-122円(-9.44%)/終値1,171円
【売買材料】
同社は当日寄り前、25年4~9月期連結決算を発表。第1四半期決算発表時に上方修正した数値を上回って着地したものの、好業績は織込済みであったとみられ、材料出尽くしによる売りが優勢となった模様。
2位:グッドコムアセット〈3475〉……前日比-126円(-8.26%)/終値1,399円
【売買材料】
配当・優待権利落ちによる下落か。同社は25年10月期に記念優待を実施するとしており、1,000株以上保有の株主には「年間10万円のデジタルギフト」が贈呈される。こうしたなか、1,000株保有株の年間配当・優待利回りは前日終値ベースで9.5%と高水準であった。
3位:東海旅客鉄道〈9022〉……前日比-341円(-8.25%)/終値3,793円
【売買材料】
10月29日(水)、同社は建設中の中央新幹線(品川―名古屋間)について、総工事費が11兆円に達する見通しを発表。2023年12月時点での見積もりから約4兆円増えることになっており、これが嫌気された模様。
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