「俺が悪かった、すまなかった…」79歳父が忘れ去っていた〈20年前の約束〉・〈200万円〉の代償。44歳三女が「介護を断固拒否」したワケ【CFPの助言】

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(※写真はイメージです/PIXTA)

介護が必要になったとき、「子どもに面倒を見てもらいたい」と考える親は少なくありません。しかし、介護という状況になると、子どもの中で押し付け合いが起きることも少なくありません。特に、子どもたちの間で過去の不平等や心のわだかまりがあると、なおさらです。今回は、トータルマネーコンサルタント・CFPの新井智美氏が、子どもが感じる不平等が介護に与える影響と、トラブルを防ぐための対応策を解説します。

子どもに差をつけないための資金計画の重要性

子どもの教育資金に悩む親は少なくありません。もちろん、早くから学資保険や貯金で準備していても、予想外の支出が発生し、最終的に不足してしまうことも考えられます。また、将司さんのように突然収入が下がる可能性もあります。

 

だからこそ、余裕をもった資金計画を立て、前もって準備しておくことが重要です。そして、何より大切なのは、子どもたちの間で差をつけないことです。

 

親としては「仕方がないことだから、わかってほしい」と思うこともあるでしょう。しかし、子どもにとっては「なぜ自分だけ?」という不信感が長く残ります。それが、将司さんのケースのように、介護の際に姉妹間のトラブルに発展することもあり得ます。

 

その後、将司さんは、「お前がそんなに気にしているとは思わなかった」と瞳さんに謝罪。瞳さんが返済した奨学金渡に相当する金額を渡すことにしました。

 

介護はできるだけ介護サービスを利用し、三姉妹も負担が偏らないように調整することに。将来の遺産についても遺言書で平等に分ける方針を示しました。こうした話し合いによって、瞳さんは姉妹間の不平等感を手放し、家族の亀裂も少しずつ修復されていきました。

 

この事例のように、子どもの教育や介護の負担は、親の準備不足や不平等感が原因で、家族の関係に大きな影響を及ぼすことがあります。

 

だからこそ、教育資金や老後資金を余裕をもって計画し、子どもたちの間で公平に扱うことが大切です。さらに、介護や相続についても早めに家族で話し合い、負担や権利のバランスを明確にしておくことが、家族関係の悪化を防ぐ鍵となります。

 

 

 

新井智美
トータルマネーコンサルタント
CFP®

 

 

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