過去の話は最小限に…“これからの展望”を話す重要性
さて、短期離職・転職を「仕切り直し転職」と私が呼ぶ理由。それは、“起きてしまったことは仕方がない、大事なのはこれから”だからです。
応募先企業からしても、主に知りたいのは、あなたがこれからどうしていきたいのかという本音です。なかでも特に社長は、あなたが「現職・前職を出る理由」よりも「次の場を選ぶ理由」を聞きたがります。面談面接においては、会話の中心を後者に置くことを心掛けましょう。
ここで陥りがちな注意点は、あなたが事前情報(職務経歴書の記載やエージェントからの推薦時の背景説明)を含めて今回の短期転職の理由をしっかり伝えていないと、面接の時間の大半を応募先企業の面接官はその確認に割くことになってしまうことです。そして当の本人も、なぜ短期で辞めざるを得なかったのか、恨みに拍車がかかって長々と演説してしまいます。
結果として、相手に残るのはあなたから吐き出された毒だけ。……これでは、いくらあなたのスキルや専門性に関心があったとしても、応募先企業の採用する気も失せてしまうでしょう。
自分の「WILL」と「CAN」をしっかり伝えること。これからどのようなことをしたいのか、どのような貢献ができると思っているのか。自信を持って、想いと情熱を込めて伝えられるよう、自分自身をセットアップしてくださいね。
また、ぜひ伝えてほしいのは、今回の短期離職から得た学びを反面教師としてどのように活かすかです。
「今回、残念ながら、こうした部分でミスマッチが起きてしまいました。だからこそ、次の企業では、それが起きないよう、これとこれを大切にしたい・絶対に外さない場を選択としたいと考えています」
この記述がしっかりあれば、受け手側も「ああ、しっかり再発防止の確認と意思決めができているな」と安心できます。
過去に学びのあるうえでの、未来志向。これをしっかり確立して、仕切り直しの面接に臨んでいただければと思います。
* * *
短期間で何度も転職活動をしているようでは、リーダーとしての実務経験を積むこともキャリアステップを踏むこともままならない状況になってしまいます。
エグゼクティブサーチを提供している私が言うのも変に聞こえるかもしれませんが、エグゼクティブの皆さんが、仕事人生で最も脂の乗ったこの時期に、転職活動に少なからぬ時間を割いていることは、非常にもったいないことです。その時間を早く執行や実務の時間に割り当てて欲しいのです。
だからこそ、この「仕切り直し転職」で、次の場では中期的に活躍し、大きな成果を上げていただきたいと願っています。
井上 和幸
株式会社 経営者JP
代表取締役社長・CEO
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