大の里、16年ぶり横綱決戦を制し横綱初V!
大相撲の令和7年秋場所では、横綱・大の里が本割で押し出された横綱・豊昇龍に寄り倒しで雪辱し、2場所ぶり5度目の優勝を決めました。
千秋楽の横綱同士の取組で優勝が決まるのは、12勝2敗の相星決戦となった令和2年(2020年)春場所の白鵬と鶴竜の取組(白鵬が優勝。13勝2敗)以来5年6ヵ月ぶり。さらに横綱同士による優勝決定戦は、平成21年(2009年)秋場所の朝青龍と白鵬(本割で白鵬が追いつき、決定戦で朝青龍が優勝。14勝1敗)以来、16年ぶり。大の里と豊昇龍、お互いに横綱としての初優勝を懸けた取組でした。
横綱2場所目の大の里は優勝インタビューで「先場所、苦しい経験をして、もうあの経験は2度としたくないと、稽古に励んで、今日こうやって2場所目で優勝することができてうれしいです」と述べています。大の里は、初の三役となった令和6年夏場所、小結で初優勝しました。それ以降、9場所で5度の優勝を果たしています。
千秋楽の横綱決戦には懸賞61本!企業の熱気も最高潮に
秋場所の懸賞本数は2,926本で両国国技館開催の懸賞本数が4連続過去最高更新となって、企業の広告費、収益の好調さを裏付け。
秋場所の懸賞本数は2,926本で夏場所の懸賞本数は2,849本を上回り、過去最高になりました。秋場所・懸賞本数の前年同場所比は+19.2%の2ケタの伸び率で、13場所連続増加。秋場所で両国国技館開催の懸賞本数が4連続過去最高を更新して、企業の広告費、収益の好調さを裏付けています。
※過去最多(赤色)平成30年秋場所2,160本を更新したのは令和5年秋場所2,325本、さらに令和6年秋場所2,455本。令和7年初場所場所2,815本、令和7年夏場所場所2,849本、令和7年秋場所場所2,926本で史上最高更新。
※過去地方場所最多(オレンジ色)平成31年春場所1,939本を更新したのは、令和7年春場所2,152本、さらに令和7年名古屋場所で2,196本。
秋場所の事前申し込み本数は3,108本。前年秋場所の事前申し込み本数を18.2%上回り、実績は2,926本で前年秋場所を19.2%上回りました。実績が事前申し込み本数より減少したのは、大関・琴桜の途中休場などが原因だと思われます。秋場所の申し込み本数では、結びが326本、個人では横綱・大の里が344本でトップ。次いで大関・琴桜が150本で続いています。
※過去最多平成30年秋場所2,160本を更新したのは令和5年秋場所2,325本、さらに令和6年秋場所2,455本で史上最高更新。
※令和6年夏場所、事前申し込み2,254本、実績1,980本。令和7年夏場所、事前申し込み2,916本、実績2,849本。実績は過去最高。
※令和6年名古屋場所、事前申し込み1,947本、実績1,759本。令和7年名古屋場所、事前申し込み2,391本、実績2,196本とともに地方場所過去最高。
※令和6年秋場所、事前申し込み2,628本、実績2,455本。令和7年秋場所、事前申し込み3,108本、実績2,926本。ともに過去最高。
秋場所千秋楽結びの一番、東の横綱・大の里と西の横綱・豊昇龍の取組に懸かったのは、61本でした。NHKの放送ではアナウンサーが60本といっていましたが、ファン投票1位の森永賞が加わり61本と、特別な事情がない限り、東京場所での最高本数が懸かりました。
※R6年初14日目は当初結びの予定だった横綱照ノ富士対豊昇龍が、豊昇龍休場で照ノ富士不戦勝。その一部が実質的に結びの一番になったこの取り組みに回ったため。
本数は白鵬に及ばずも…大の里、懸賞“金額”では史上最高を記録
優勝した横綱・大の里、獲得懸賞本数は519本で第1位。自己最高は更新も、白鵬の持つ史上最高記録545本の更新はならず。
秋場所で一番多く懸賞を獲得したのは、横綱・大の里の519本です。大の里が獲得した懸賞金は、大関時代では、令和6年九州場所が189本。令和7年初場所が327本、春場所が274本、夏場所が470本でした。新横綱として迎えた名古屋場所は486本でしたので、秋場所で自己最高を更新したことになります。
これまで最も、獲得した懸賞本数が多かったのが、平成27年(2015年)初場所の横綱・白鵬で、15戦全勝優勝で懸賞本数は545本でした。当時は懸賞1本が6万2,000円、いまは7万円なので、懸賞金額としては秋場所の大の里は歴代最多の懸賞金額です。
しかし本数では、秋場所では13日までに519本を獲得しましたが、残り2日間で上積みができませんでした。14日目の対戦相手の大関・琴桜は、前述のとおり、右膝内側側副靱帯傷で休場しています。事前申し込みで、個人を指定した懸賞の1位と2位の取組だったのでかなりの懸賞が期待できましたが、不戦勝になったため懸賞は獲得できませんでした。
千秋楽では、61本の懸賞が懸かった横綱・豊昇龍との取り組みで敗れたため、本数の最多更新はなりませんでした。
※なお、本投稿は情報提供を目的としており、金融取引などを提案するものではありません。
宅森 昭吉(景気探検家・エコノミスト)
三井銀行で東京支店勤務後エコノミスト業務。さくら証券発足時にチーフエコノミスト。さくら投信投資顧問、三井住友アセットマネジメント、三井住友DSアセットマネジメントでもチーフエコノミスト。23年4月からフリー。景気探検家として活動。現在、ESPフォーキャスト調査委員会委員等。
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