(※写真はイメージです/PIXTA)

親の死後、避けては通れないのが「実家の片づけ」です。大量の遺品、湿気た古家屋、見たこともない家財道具——中には思いがけない“発見”に驚くケースもあります。ときに家計簿や手紙、はたまた封印された通帳など、親の人生の断片がそこに残っているのです。

片づけで知る親の人生

今回の件で、信也さんが強く感じたのは「実家の片づけは、親の“最終章”を読み解くようなものだ」ということ。

 

「父の苦労や思いが、あの金庫に詰まっていた。自分が子どもだったころの記憶とつながって、涙が出ました」

 

老親の死後、こうした“意外な発見”は珍しくありません。財産や権利関係に関する重要書類が放置されていたり、家屋が老朽化していたりしてすぐに売却できない場合もあります。

 

相続が「争族」になる前に、家族でできる準備はたくさんあります。信也さんは、「今度は自分の子どもに、ちゃんと話しておこうと思った」と笑います。

 

今回のように、自筆の書き置きや覚書は、法的効力が弱いケースもあります。しかし、そこに込められた“想い”をどう受け取るかは、遺された家族次第です。

 

「“言葉”としては遺してくれなかったけど、あれはきっと父の“精一杯の準備”だったんだと思います。金庫ごと、宝物みたいに思えています」

 

親の死は突然やってきます。そして、実家の片づけが終わるころには、“ただの家”だった場所が、かけがえのない“物語”に変わっているのかもしれません。

 

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