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「私は平気」エアコンをつけようとしない義母
佐藤麻美子さん(45歳・仮名)は埼玉県内に住む会社員です。先日、小学4年生の息子と群馬の義実家へ帰省しました。本当は夫も一緒に行く予定だったのですが、急な仕事で急遽息子と2人で帰省することに。元中学校教員の義母は75歳で一人暮らしをしています。公務員だったこともあり、生活には困っていません。しかし、昔から「倹約は美徳」と考えるタイプで、昼間はあまり暑さを感じないこともあって渋々エアコンをつけていましたが、夜間はほとんど使用していませんでした。
9月に入っても厳しい暑さが続く中、麻美子さんが夕食後に「夜も暑いからエアコンをつけていいですか」と声をかけても、「窓を開ければ十分」「電気代が高いから」「私は平気」「これだから都会の人は」と義母は頑なに拒否。自分の実家ではないので麻美子さんもそれ以上は強く言うことはできず、エアコンをつけないまま寝ることになりました。
室内は蒸し風呂のようでなかなか寝つけません。汗だくで何度も目を覚ました麻美子さんでしたが、めまいに襲われ、そのまま倒れてしまいました。同じ部屋で眠っていた息子は、麻美子さんの異変に気づき慌てて声を上げました。その声で義母も事の重大さを認識し、急いで救急病院へ駆け込んだところ、幸い命に別状はなく、点滴で回復しました。
「義母とは距離を置こう」決心した嫁
翌日にはなんとか回復した麻美子さんですが、「義母とは距離を置きたい」と決心したと言います。今回の件に限らず、麻美子さんは義母とあまりうまくいっていなかったと振り返ります。
「エアコンの件もそうですが、義母は『私の言うことを聞いておけば間違いないんだから』という考えで、夫の意見にも耳を貸しませんでした。昔からそうだったみたいで、夫はとっくに義母のことを諦めています。今回の帰省も、本当は行きたくなかったのですが、義母が『お盆にも来なかったんだから、半年に一度くらいは孫の顔を見たい』としきりに言うので渋々行った感じです。
そういえば、義母が埼玉の我が家に来るときも料理のやり方から洗濯の仕方までいちいち口を出してきて大変なんです。『私は教師だったから私のやり方でいけば間違いないんだから』が口癖なのですが、義母は英語の教師です。家庭科の先生に料理のことで何か言われるのはわかるけれど、英語ですよ? 『お義母さん、英語の教師ですよね』と嫌味で言っても『そうよ、私は学生時代はイギリスに留学してたの。私の料理はロンドンのホストマザー仕込みなんだから』と自慢する始末で。肉じゃが作っているときにもそんなことを悪びれもなく言うんだからもう手に負えません。とにかく『私が一番』という義母なんです」と麻美子さんはこぼしました。
