(※写真はイメージです/PIXTA)

共働きが一般的になった今でも、「夫の弁当を作る妻」という光景は、決して珍しいものではありません。忙しい朝の時間を割き、家族のために弁当を用意する行為は、愛情のひとつのかたちとも言えるでしょう。しかし、ある日突然「今日で最後」とその習慣に終止符が打たれたら――。それは、単なる“お弁当づくりの終了”では済まされない、夫婦の転機である可能性もあるのです。

制度としての「夫婦の再出発」

こうした夫婦間の問題は、家庭裁判所を通じた「夫婦関係調整調停(円満)」を利用して話し合いを求めるケースがあることからも、決して珍しいものではありません。弁護士を立てずに、第三者を交えて冷静に対話できる仕組みとして、一定の認知が進みつつあります。

 

真理子さんも、「離婚したいわけじゃない。でもこのままでは自分が壊れる」と思い、夫婦カウンセリングの利用を検討しているとのことです。

 

「お弁当をやめたのは、自分の心を守るためだった」と、彼女は後に話してくれました。

 

夫婦関係の危機は、突然やってくるものではありません。「ちょっと冷たい」「最近笑わない」――そうした小さな違和感を見過ごし続けることで、静かに関係は崩れていくのです。

 

隆さんは今、自分の昼食をコンビニで済ませながら、妻が毎朝作ってくれた唐揚げや卵焼きを思い出すといいます。

 

「もう一度、やり直したい。弁当じゃなくても、何か“つながる”形を、今度は僕の方からつくっていきたい」

 

愛情は、黙っていても伝わるものではありません。ましてや、ルーティンのなかに埋もれてしまえば、いつかその灯は消えてしまうのかもしれません。

 

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