(※写真はイメージです/PIXTA)

「老後2,000万円問題」が話題になって久しい昨今。年金や貯蓄だけで老後を乗り切れるのか、不安を感じる人も多いでしょう。とくに年収300万円以下の生活では、毎月のやりくりで手一杯という声も少なくありません。ところが、質素な暮らしを続けながら、驚くような資産を築いた高齢者も存在します。

「何もいらない」が口癖

現在の和子さんの暮らしは、年金と週3回のパートで得る収入に支えられています。支出は月に12万円ほど。旅行や外食はほとんどせず、趣味はベランダでの園芸と新聞の切り抜き。

 

「家も広くないし、ひとりで贅沢してもつまらない。だから何もいらないんです。子どもたちに迷惑をかけたくないから、将来の介護費用や施設入居費として、貯金は取っておきます」

 

ごく普通の高齢女性が、周囲に気づかれることなく“隠れ富裕層”として暮らしている実態。その裏には、「支出を抑えつつ、資産を減らさない」というシンプルながら難しい習慣がありました。

 

一方で、都市部で家賃を払いながら年金生活をする高齢者は、家賃負担だけで収支が破綻するリスクがあります。和子さんのように「持ち家→団地住まい」といった住環境の変化もまた、老後の資産形成に大きく寄与する要素となります。

 

「節約してきたというより、自然とそうなったんです。贅沢することが怖かっただけかもしれませんね」

 

静かな団地に佇む和子さんの言葉からは、決して“勝ち組”のような派手さは感じられません。しかし彼女のような存在が、今も日本のどこかで、静かに2億円の資産を守り続けているのです。

 

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※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

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