「年を取ると賃貸住宅は借りられない」と聞いたことはありませんか? しかし、その不安から焦ってマイホームを購入すると、老後の生活が思わぬ苦境に陥ることも。見ていきましょう。

ローン返済で生活費圧迫、鬱状態に…夫婦の決断

ローン返済の重さに加え、生活費も圧迫される中で、妻は次第にふさぎ込み、鬱状態になりました。

 

最終的に住宅ローン残高を抱えたまま、築30年の中古マンションを売却することにしました。売却価格は約1,100万円。ローン残債約250万円を返済すると、手元には約850万円が残りました。仲介手数料などを差し引くと、最終的に夫婦の手元には700〜800万円ほどが残ったことになります。

 

「終の棲家」と思い入れのある家を手放す決断はつらかったものの、背に腹は代えられません。その後、公営団地に引っ越し、ようやく生活は安定し、安らぎを得たといいます。

 

振り返れば、50代での「焦りの住宅購入」が失敗の始まりでした。確かに高齢になると賃貸契約は難しくなることがあります。しかし、公営住宅や高齢者向けの賃貸保証制度など、調べてみれば選択肢はあります。

 

年をとっても賃貸で暮らすことはできるという事実を、もっと知っておくべきだったと夫婦は語ります。また、年を取ってからの家の売却は、精神的な負担が想像以上に大きいものでした。

 

「家を手放すのは、胸が痛みました。それに、気持ちが塞いだ状態で売却したり、引っ越ししたりも大変で……。なんとか気力を奮い立たせました」

 

佐々木さん夫婦の経験は、「老後の安心」を求める気持ちが、かえって生活を不安定にしてしまう典型例といえるでしょう。焦って決断する前に、賃貸の可能性を含めて幅広く検討することが、何より大切なのです。

 

 

注目のセミナー情報

【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション

 

【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録