前回は、ウレタン樹脂による床の修正工法では、必要な設備がたったトラック1台分である、という特長をお伝えました。今回は、この工事での近隣住民への影響等について見ていきます。

敷地に空きスペースが少なくても施工が可能

Q敷地にめいっぱい建物が建っていて回り込めませんが、大丈夫ですか?

 

問題ありません。

 

ウレタン樹脂の薬液は、トラック内のドラム缶から長いホースを経て、建物内にいる技術作業員が操作する注入ガンに届きます。技術作業員が注入孔に真っ直ぐノズルを差し込み、トリガーを操作すると、トラック車内のポンプがドラム缶から樹脂材料の薬液を吸い上げ、それがホースを通して技術作業員が持つ注入ガンに送られ、混合されて床下に注入されていくという仕組みです。

 

そのホースの長さは80メートルありますから、大型の建物でも後ろに回り込むことなく施工することができます。

騒音、粉塵、振動などの近隣への影響は出にくい

Q民家に囲まれている倉庫なのですが、近隣に迷惑はかかりませんか?

 

問題ありません。

 

先に、車が通れる道幅があれば問題ないと申し上げました。実は、大きな建物だけでなく、個人の住宅の沈下修正も行っているのですが、そんな時、この小型トラックという装備は大活躍します。住宅の施工はごく短時間で終わりますから、その間、宅地付近に停めて作業することができます。

 

沈下修正工事でご近所様にご迷惑をかけるのは、騒音、粉塵、振動が大きな要因になりますが、生じる音といえば、床に孔を開ける時の建物内のドリル音ぐらいなものですから、「騒音」というほどではありません。

 

出るのは削孔の際のコンクリートの粉塵ぐらいのもの。しかも建物内ですから、まったく問題になりません。もちろん振動でご迷惑をおかけするようなこともありません。

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    本連載は、2016年11月25日刊行の書籍『改訂版 不良品が多い工場の原因は地盤が9割』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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    松藤 展和

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