(※写真はイメージです/PIXTA)

ひとり暮らしが当たり前になった時代とはいえ、親の老いが見え始めたころ、ふと「実家に戻った方がいいのかもしれない」と考える人も少なくありません。実際、物価高騰や孤独感、仕事のストレスなどを理由に、30〜40代の未婚者が実家に“Uターン”するケースも増えています。けれど、その選択が必ずしも心地よい結果を生むとは限りません。親との価値観のズレや生活リズムの違いに直面し、「帰らなければよかった」と後悔する人もいるのです。

「この家に、私の居場所なんてなかったんだと思います」

「“もう帰っておいで”って言ってくれたんです。でも、1週間で限界を感じました」

 

そう語るのは、月収34万円で都内の中小企業に勤める35歳の独身女性・真理子さん(仮名)。

 

10年以上ひとり暮らしをしてきましたが、今年の春、母の体調不良をきっかけに、実家のある地方都市に一時的に戻ることを決めました。

 

きっかけは母からの電話でした。

 

「最近、階段がつらくてね。近くにいてくれたら安心なんだけど…」

 

仕事はフルリモート対応も可能で、上司も「一度、実家から働いてみたら?」と理解を示してくれたため、引っ越しはすぐに決まりました。

 

けれど――。

 

「朝起きる時間から、朝ごはんに何を食べるかまで、全部口出しされるようになって。母は悪気なく“あんたは仕事より家のこと優先しなさい”って言うんです。私が何をしていても、“家にいる=無職”みたいな空気が流れていました」

 

「親の体調不良」といった理由はなくとも、物価上昇や都市部の住宅費高騰を背景に、節約のために実家に戻る女性は少なくありません。

 

一方で、実家には“昔の家族関係”がそのまま残っています。特に母娘間では、距離が近いゆえの衝突が起きやすいとされます。

 

「“帰ってきて”と言われたけれど、帰ってきたら“勝手なことをしないで”と言われる。そんな空気に、私が勝手に期待しすぎていたのかもしれません」

 

真理子さんは、自室にこもることが増え、在宅勤務中もリビングのテレビ音や家事の気配に集中できず、次第に仕事にも影響が出てきたといいます。

 

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