推し活の年間費用の平均は11万4,039円
雑誌『ハルメク』の「ハルメク 生きかた上手研究所」が50〜88歳のハルトモ(ハルメクのモニター組織)の女性529人を対象に行った「『推し』に関する意識・実態調査」によると、「推し」がある(いる)のは46.3%でした。「推し」ありの人のうち「推し」にお金をかけている人の割合は69.8%で、お金をかけている人の1人当たり年間費用の平均は、11万4,039円と昨年より1万円以上増加しました。項目別では、活動内容別に費用をみると「遠征費」「聖地巡礼費」は減、「チケット代」「映像・音楽の購入費」「応援グッズ」などが昨年より増加しました。
義母も平均すると月に1万円ほど推しの女性歌手に課金しているとのこと。「でも、消費しているだけも不安だから、最近は投資の勉強もし始めたの」と笑顔で明かしました。麻美さんはいつの間にか話の目的も忘れて「なるほど、お義母さんが楽しそうなのは新しいことにチャレンジしているからなんだ」と感心しました。
そして義母は急に夫(義母にとっては息子)のほうに向き直って「あんたも麻美さんも働いているんだから、家事を『手伝う』感覚だけだとダメなのよ。ちょっと気になっていたけれど、杏ちゃんの世話を頼んでくるのっていつも麻美さんじゃない。あんたは何しているわけ?」
話の矛先が自分に向いて焦り始めた夫。「だって、俺には仕事があるし、母さんだって働いていても俺たちの世話をしてくれたじゃないか」
それを聞いた義母は「あのね、女はね、特に子どもを持つと変わらざるを得ないの。でも男性はどう? 子どもができても変わらない。私はとっくにお父さんについては諦めているけれど、あんたはまだ間に合うのよ。 でもそんな感じじゃ麻美さんからすぐに愛想を尽かされるわね。育て方を間違ったわ」とヒートアップ。
思わぬ展開に麻美さんは呆気(あっけ)にとられるしかありませんでした。
義母の言葉を聞いた夫も、自分がこれまで麻美さんに頼りすぎていたことを反省しました。「麻美、今まで本当に負担をかけてしまったね。俺ももっと家のことや杏のことを一緒に考えるべきだった」と素直に謝罪。麻美さんは、夫の反省を受け止めつつ、夫婦で家事や育児について改めて話し合うことにしました。
義母を尊敬し始めた麻美さん
義母の話を聞いて麻美さん自身も、妻として母としてしっかりしなくてはと気負いすぎていたことに気づきました。そして、働きながら2人の子供を立派に育て上げた義母を尊敬するようになりました。
話がひと段落したのを見計らったように、義父が外出先から帰ってきました。その日は義実家で久しぶりに夕食の食卓を囲んだ麻美さん一家。食後は娘の世話は夫に任せて義母と2人でおしゃべりしました。帰り際、「お義母さん、今度は私も一緒に推しのコンサートに連れてってくださいね」と麻美さんが伝えると「いいわよ! 杏ちゃんはうちのお父さんと悠介に任せればいいんだから」と笑いました。
[参考資料]
「『推し』に関する意識・実態調査」(「ハルメク 生きかた上手研究所」調べ)
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