(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢期の暮らしを支えるはずの年金。しかし、年金の種類によっては「働いたことで支給が止まる」ケースがあることをご存じでしょうか。年金制度は複雑で、思わぬ“落とし穴”に戸惑う人も少なくありません。今回は、パート勤務をきっかけに支給停止となった68歳女性の事例から、そのリスクを見ていきます。

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    どの年金が「働くと減る」のか?

    制度上、以下のような影響が出る年金があります。

     

    ●遺族厚生年金(老齢年金との併給時)

    年金受給者自身の老齢年金(厚生年金)が加わると、遺族年金の一部が減額されることがあります(併給調整)。

     

    ●寡婦年金

    65歳未満:死亡した夫が自営業等だった場合に支給。年収に応じて支給停止や減額。他の年金との併給はできず、老齢基礎年金を受給し始めると支給終了。

     

    ● 老齢厚生年金(在職中)

    65歳未満で一定の収入(賃金+年金)を超えると、「在職老齢年金」の調整が入り、年金が減額または停止。

     

    高齢者の就労が当たり前になりつつある今、「働く=年金もらえなくなる」という誤解や、逆に「少しぐらいなら影響ないでしょ」と思い込んでしまうことが、思わぬトラブルに繋がっています。

     

    年金機構のウェブサイトや年金事務所での相談を活用し、「どの年金を、どんな条件で受け取っているのか」「働くことでどう変わるのか」を事前に確認しておくことが大切です。

     

    典子さんも今では、「勤務日数を減らしつつ、年金相談にも定期的に通うようになった」と話します。

     

    「少しでも長く、安心して暮らせるように。これからは制度をちゃんと知ったうえで選んでいきたいですね」

     

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