娘にSOS…夫に感謝も「情けない」
思うように働けず、家計も厳しい。なにより一人で生きていくのが不安な現実。結局、道子さんは娘にSOSを出すしかありませんでした。
「情けないけれど、私だけではやっていけそうもないの」
娘はこうなることを見越していたようです。娘と道子さんは相談のうえ、ローンが終わった道子さんの家を売却し、娘の家の近くに移り住み、賃貸アパートで暮らすことにしました。
「最初は同居しようと言ってくれましたが、そこまで迷惑はかけられません。娘には娘の人生がありますから。夫との思い出が詰まった家を手放す決断は心苦しかったですが、広い家に一人で暮らしても持て余してしまったかもしれません。夫には家という財産を残してくれて、心から感謝しています」
そして、こう後悔をにじませました。
「夫に家計のことを任せっきりで、お金のことを何もわかっていなかった。結局夫と娘に頼ってばかりの人生になり、情けない気持ちでいっぱいです。長生きしたらと思うと不安ですが、とにかく慎ましく静かに暮らしていきたいと思います」
お金のこと、「知らないまま」にしないために
配偶者に任せっきりの家計管理。遺族年金に頼れば何とかなるという思い込み。道子さんのようなケースは、決して珍しくありません。
しかし、遺族年金は誰にでも十分な額が支給されるわけではありません。子どもが成人していると遺族基礎年金の対象外になりますし、遺族厚生年金も元の年金額の一部に過ぎません。
だからこそ、夫婦でお金の話をすることは必要です。生活費はどれくらいかかっているのか、今どれだけ貯蓄があるのか、もしものときに備えてどんな制度が使えるのか。
「夫がいれば大丈夫」……そう思っていると、いざというときに子どもに迷惑をかけることになるかもしれません。慌てることのないよう、お金の情報は夫婦で共有しておきましょう。
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