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老後に問われる「人間関係の残高」
Aさんの息子は実は老人ホームに入居する際、保証人になってくれていました。しかし、「もうこれでこちらの世話はいらないよな。今後はこちらに迷惑はかけないでくれ」と事実上の没交渉を約束したうえで、ようやくサインすることを受諾してもらえたそうです。
「確かに、世話はいらないが、用もないと会うことすらできないなんてな。こんなことなら、もっと家族に時間を使えばよかった。いまさらになって気がついたんだけど、息子の誕生日を知らないんだよ。もし覚えていてちゃんとお祝いしていたら、こんな状況にはなってなかったのかもしれない。誕生日をお祝いすることなんて無駄な時間だと思っていた過去の自分を殴ってやりたいよ」
Aさんはがっくりと肩を落とし、深い後悔を言葉にしました。
人生の晩年の豊かさという点では、金融資産の残高ではなく、誰とつながり、誰に頼れるか、誰とどのような感情をわかちあえるのかという「人間関係の残高」こそが、最も大きな差を生むのかもしれません。
利回りを追い求めることが目的化してしまわないように。そして、“お金のゆとり”を“時間と心のゆとり”に変えていけるように。
あなたは、人生の最後に、誰とどんな時間を過ごしたいですか? いまできる最も大切な備えは、“関係が断絶してしまう前に”、晩年のライフプランを具体的に思い描いておくことなのかもしれません。
内田 英子
FPオフィスツクル代表
ファイナンシャルプランナー
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