どこまでおこづかいから出すのか、ルールのすり合わせを
おこづかいのルールが曖昧なために、親子げんかが起きるケースも多々あります。事前にルールを細かく話し合っておくことで、感情的な衝突をできるだけ防ぐことも大事です。
まず子どもにまつわるお金のなかで、どれを子どものおこづかいから出し、どれを親が支払うのか、事前にすり合わせておきます。学校用品や文房具についても「学校で使うものだけは親が出す」のか「参考書や文房具など勉強に使うものは上限なく親が出す」のか「必要最低限の文房具については親が出すが、気に入ったデザインのノートが欲しいなど、自分が欲しいものについては子どもが払う」のか、といったように、それぞれの方針に沿って具体的に決めておきます。
食事やお菓子代も「親が出すとき」「子どもが出すとき」の境界線が曖昧だと、トラブルになりやすいです。家族での食事や旅行など、親がしたいことや親の都合で子どもを連れていく場合は「お父さんとお母さんが食べたいものに付き合ってもらう」というシチュエーションなので、親が支払う。子どもが自分で欲しいときは、子どもが支払う。
このように明確に言語化しておくのがおすすめです。
子どもがおこづかいを使い果たしてしまい、しかし学校の用事や友達との約束で、どうしても追加でお金が必要となった場合は、親がその分を立て替え、次の月のおこづかいから引く、と決めておく。そうすると親が「なぜその分をとっておかなかったの!」と怒る必要がなくなります。額が大きければ、分割払いにして毎月決まった額を天引きしていくようなシステムにするのもありです。
親に泣きつきさえすれば、お金が無尽にもらえるという仕組みのもとでは、いくつになってもお金をやりくりする感覚は養われません。ルールさえ明確化しておけば、親子で感情的にぶつかることはなくなります。納得のいく基準はどこか、話し合ってみることが大切です。
とはいえ、そこまで決めても、子どもが明らかなムダ使いをしてしまうケースはあります。そんなときは子どもに「おこづかいで渡している、このお金はいったいどういうものなのか」と話すのもよいと思います。パパやママが家の外でどんなふうに働き、お金を手に入れているのか。どんな気持ちで子どもに託しているのか。お年玉の場合は、どんな思いでおじいちゃんやおばあちゃんが、お金を出してくれているのか……。
おこづかいの最終目的は、子どもに「お金を使っちゃダメ」と伝えることではありません。子どもが自分で考えて、自分の満足度を高められるような使い方をできるようになることがゴールです。目の前のお金の背景について説明しながら、親が感情的にならずに並走できる仕組みをつくることが大切です。
見原 思郎
シャトル株式会社 代表取締役
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