リゾートマンションなんて買うんじゃなかった…「年金月12万円」湯沢で「15万円の物件」を買った68歳定年夫の無念。意地で住み続けた1年後、都内団地に退散した理由【FPの助言】

リゾートマンションなんて買うんじゃなかった…「年金月12万円」湯沢で「15万円の物件」を買った68歳定年夫の無念。意地で住み続けた1年後、都内団地に退散した理由【FPの助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

定年を迎え、都会の喧騒を離れて自然豊かな場所で暮らす。多くの人が一度は夢見る、穏やかなセカンドライフ。しかし、その夢を実現しようと地方の格安物件に飛びついた結果、想像もしなかった「悪夢」に苛まれる人も。特にバブル期に建てられた「リゾートマンション」には要注意です。本記事では、波多FP事務所の代表ファイナンシャルプランナー・波多勇気氏が、高瀬さん(仮名)の事例とともに、負動産の落とし穴について解説します。※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

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「負動産」に変わる物件も

実際、こうしたリゾートマンションのなかには、売却しようにも買い手が見つからず処分不能になっている例も少なくありません。特に、湯沢町のようなスキーリゾート地では、かつてバブル期に1,000万円超で売られていた物件が、いまはネット上で「格安物件」として並んでいるケースも。

 

「子どもたちにも“相続したくないから名義を変えるな”っていわれました」

 

終の棲家のつもりで手にしたリゾートマンションが、いざというときの足かせになる――。全国的に広がる空き家問題にも通ずるものがあるでしょう。

 

総務省の調査(2023年住宅・土地統計調査)によると、全国の空き家率は過去最高の13.6%。このうち「別荘などの二次的住宅」は41万戸にのぼります。今後ますます高齢化が進むなか、「管理されない別荘」が地域の課題としても浮上しています。

「老後の住まい」の選び方

筆者自身、ファイナンシャルプランナーとして数多くの定年後の住まいをどうすればよいか、という相談を受けてきました。「安いから」という理由だけで不動産を購入するのは、極めてリスクの高い判断です。購入前には、以下の3点を必ず検討すべきです。

 

1.ランニングコストを“年単位”で見積もる

管理費、修繕積立金、光熱費、固定資産税など、持っているだけでかかる費用を把握し、「本当に住むのか」「セカンドハウスとして使う頻度」と照らし合わせましょう。

 

2.出口戦略(売却・処分方法)を事前に考える

将来売れる見込みがあるのか? 子に相続する場合はどうするか? 「持ち続けるリスク」と「手放せないリスク」を想定しておくことが大切です。

 

3.“見栄”や“憧れ”ではなく、“生活実態”に合うかどうか

リゾートマンションは夢を見せてくれますが、現実を生きる場所ではないことも多いです。老後の住まいは、通院・買い物・生活インフラへのアクセスがなによりも重要です。

「自分は大丈夫」がいちばん危ない

移住から半年が過ぎたころには、高瀬さんの心はほとんど折れていました。しかし、「すぐに逃げ帰るなんて格好悪い」という意地だけで、そこからさらに半年間、湯沢での孤独な生活を続けたのです。

 

そして移住からちょうど1年後、高瀬さんはついに湯沢の家を引き払い、再び都内の古い団地に戻ることを決断。地域の高齢者会に参加しながら穏やかな生活を送っています。湯沢のリゾートマンションは空き家のまま、固定費だけが家計を圧迫し続けています。

 

「夢を見たことは、後悔していない。でも、もっと計画的に、“自分の生活”に合う選択をすべきだったと思いますよ」

 

誰にとっても、老後は「夢の実現」と「現実の生活」のバランスを問われる時期です。格安の誘惑に流されず、冷静な判断と長期的な視点で、“後悔しない住まい選び”を心がけていただきたいと思います。
 

 

波多 勇気

波多FP事務所

代表ファイナンシャルプランナー

 

 

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※プライバシーのため、実際の事例内容を一部改変しています。

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