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知られざるタワマン生活の実態
李氏は取材で知り合ったある新華僑の男性に紹介してもらった。初めて会った日、彼は自身の住むタワマンの部屋に私を招き入れてくれた。小柄な李氏の顔は岩のようにゴツゴツした質感があり、目鼻立ちがくっきりしている。玄関に入ると、まずは新品の簡易スリッパをバリバリと音をたてながら袋から出してくれ、それを床ではなくなぜか土間に置いた。日本に来て日が浅いことを感じさせ、私は目を丸くした。
すぐ近くの公立小に通う小学2年生の一人息子と2人で住んでいるそうで、部屋の中は雑然としている。座ったリビングのテーブルにも2人分の日本語の教科書が積み上がっていた。3LDKで、専有面積は75平米(中国の基準だと102平米との補足説明があった)。
大きな窓の外はシティビューでそれなりに見晴らしがいい。2023年7月に来日したばかりだという。
──なぜ、この場所を選んだんですか?
中央区は静かですから。港区を含めてたくさん下見に行きましたが、ここは景色が魅力的でした。学校も近いし。あと、内覧に来たときに、日本人や中国人だけでなく、イタリア人やドイツ人もいて国際的だったので、ここに決めました。文京区で一戸建も見たんですが、一戸建ての中は雰囲気が重苦しいです。
日本のタワマンは共有スペースが充実していると評価する。1階のラウンジが特にお気に入りだそうだ。お邪魔してみると、スタバのような心地よい雰囲気が漂っていた。テーブル間は十分なスペースが取られており、実に快適そうだった。ここは賃貸で、今ちょうど新築マンション物件の購入に向けて準備を進めているのだという。
