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相続と事業承継の違いとは?経営者が押さえるべき基本概念
まず最初に確認しておきたいのは、「相続」と「事業承継」は似て非なるものであるという点です。
相続は経営者が亡くなった際に財産が遺族に移転するプロセスを指し、主に個人資産に関する問題です。一方で、事業承継は生前に会社の経営を次世代にバトンタッチするプロセスであり、会社という法人の存続に関わるテーマです。
このように、両者は発生タイミングも目的も異なるため、それぞれに合った対策を立てることが重要です。
しかしながら、共通して「資金の準備」が鍵を握るという点では一致しています。ここで生命保険という金融商品が非常に有効なツールとして活用されるのです。
【リスク1】若年期の突然死に備える保障の重要性
経営者が若いうちに万一のことがあった場合、会社や家族に与える影響は非常に大きくなります。たとえば、会社の借入金の返済が滞る可能性や、従業員の雇用不安、遺族の生活費の不足といった問題が発生します。
このようなリスクに対しては、掛け捨て型の定期保険が有効です。若年期はまだ資産形成が十分でないため、少ない保険料で大きな保障を確保できる定期保険によって、リスクを最小限に抑えることが可能になります。特に経営者には、会社の信用保証に対しても死亡保障が求められるため、最低限の保障を確保することは必須です。
【リスク2】引退後の老後資金をどう確保するか
経営者が60代や70代で引退する際には、役員報酬が停止することで収入が大きく減少します。このタイミングで安定した老後資金を確保する必要がありますが、多くの経営者が頭を悩ませるポイントです。
ここで効果的なのが「長期平準定期保険」です。この保険は、一定の保険期間中に死亡保障を持ちながら、解約返戻金という形で将来に備えることができます。特に退職金の原資として活用できるため、引退時に法人から個人への資金移転がスムーズに行えます。
法人が払った保険料で積み立てを行い、引退時に解約し退職金として支給する。この仕組みによって、退職後の生活設計が大きく変わってくるのです。
【リスク3】相続トラブルを避けるための事前準備
経営者が亡くなったあと、相続の場面で最も起こりやすいのが「遺産分割」に関するトラブルです。特に、自社株を相続する子としない子がいる場合には、その不公平感が紛争の火種になります。また、相続税の納税資金が不足することで、せっかく育ててきた事業資産が流動化されるリスクもあります。
この問題に対しては、死亡時に必ず支払われる「終身保険」を活用することが有効です。終身保険は、契約者が亡くなった際に保険金が支払われるため、その資金を相続税の納税や代償分割金に充てることができます。生前に保険金額を設計しておくことで、現金での分割が可能となり、遺族間のトラブルを避けることができます。
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