(※画像はイメージです/PIXTA)

企業の持続的な成長・発展に欠かせない「人事制度」。大きなメリットが見込める一方で、導入や運用などの各ステップで躓いてしまう中小企業も少なくありません。制度を効果的に運用するためには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。本記事では、荻須清司氏の著書『ここで働きたいと言われる会社になる 中小企業のための人が辞めずに育つ人事制度』(幻冬舎メディアコンサルティング)から一部抜粋・再編集し、中小企業が目指すべき人事制度の「ゴール」について詳しく解説します。

人事制度には「人が辞めずに、成長する仕組み」が不可欠

中小企業の経営者にとって、人事制度の構築・導入は、社員の定着率向上への期待から、魅力的な解決策と映ることが多いでしょう。

 

しかし、単に「制度をつくり、導入するだけ」では期待した効果を生むことは難しいのです。それは、まるで最新の機器を購入しても、取扱説明書を読まずに動かそうとしているような状況に例えることができます。

 

人事制度を成功に導くためには、それが単なるルールの集まりではなく、継続的に運用し、改善する文化を醸成することが必要です。

 

特に中小企業では、制度が企業文化や現場の実情に合っていなければ、形骸化してしまう可能性があります。そのため、柔軟に「ケースバイケース」で対応しなければならないのです。

 

運用の段階では、現場の声をどれだけ効果的に引き出し、それを制度の改善に活かすかが成否の分かれ目となります。

 

会社の成長を考えるとき、人事制度には「人が辞めずに、成長する仕組み」が欠かせません。社員が安心して長く働ける環境を提供することは、経営の安定と直結します。「辞めない」ためには、評価や賃金の適正さだけでなく、個々のキャリアや成長を支援する仕組みが必要です。

 

例えば、成長を実感できる教育制度や、働きやすさを向上させる柔軟な働き方の導入などが考えられます。このような取り組みを通じて、社員が「この会社で働き続けたい」と思える環境を整備することが、企業の未来を支える基盤となるのです。

 

 

荻須 清司

株式会社エニシードコンサルティング 代表取締役

 

※本連載は、荻須清司氏の著書『ここで働きたいと言われる会社になる 中小企業のための人が辞めずに育つ人事制度』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・編集したものです。

ここで働きたいと言われる会社になる 中小企業のための人が辞めずに育つ人事制度

ここで働きたいと言われる会社になる 中小企業のための人が辞めずに育つ人事制度

荻須 清司

幻冬舎メディアコンサルティング

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