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栄養たっぷりで料理の下準備も不要な「もやし」
景気が悪くなり消費者の節約意識が高まる局面や、野菜高騰局面だと、価格が安価で安定していて、ビタミンやミネラル、たんぱく質、食物繊維など、栄養が豊富で、下準備がほとんどいらず調理が簡単な、もやしの購入金額が高まる。
リーマンショックの景気後退局面を含む2007~2012年の実質GDPともやしの購入金額の相関係数は▲0.68の逆相関であった。物価高騰が生活を圧迫している最近4年間、2021~2024年の全国CPIともやし購入金額の相関係数は0.99と高い。
全国、東京都区部とも消費者物価指数は22年から24年まで3年連続で「食料」と食料の中の「生鮮食品」の前年比がプラスの伸び率になり、「総合」「生鮮食品除く総合」の伸び率を上回った。異常気象の影響もあり、代わる代わるなにかしらの食品が高騰する状況だ。3年連続の高騰ともなると、天候要因は一時的な要因ではなくなってきている。
消費者の節約意欲は大きく、もやし購入金額も100円台に
家計調査の月次データでみると、2020年のもやし購入金額は、コロナ禍の影響が小さかった1月と2月は76円だったが、3月99円、4月はさらに106円まで増え、景気の谷の5月は102円になった。2020年4月の水準は、前年の長雨と台風の影響で野菜が高騰した2018年2月の106円以来だった。コロナ禍で景気が悪化する中、食費を少しでも節約しようと工夫する消費者の姿が窺えた。
最近では、2024年12月の2人以上世帯の1ヵ月のもやし購入金額が94円で2020年5月以来の高水準になった。また、2025年に入り、物価高騰下、実質賃金は1、2、3月と3ヵ月連続で前年同月比マイナスとなった。
消費者の節約意欲は大きく、もやし購入金額は直近のデータである2025年3月は104円、2020年4月106円と、前回の景気の谷2020年5月102円以来の100円台だ。また、消費者がコメや野菜などの高騰で増える食費を少しでも節約しようとしていることがわかる数字だ。
宅森 昭吉
景気探検家・エコノミスト
景気循環学会 副会長 ほか
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