週1「いい話」を語りノートに記録。保護者の努力が子どもの心を豊かに育てる
子どもの頃に聞いた「良い話」は、心の奥底に刻まれ、普段は忘れているようでも、成人後の価値観や判断基準の基盤となることが多いようです。そこでやってほしいのは、計画的に「良い話」をわが子に伝える習慣を作ることです。子どもが4歳や5歳くらいになったら、毎週1回「いい話」を聞かせてあげてはいかがでしょうか。
例えば、「優しさの大切さ」や「正直に生きること」といったテーマを設定し、それにまつわるエピソードを語ることで、子どもの心を豊かにし、成長をサポートできます。さらに、その内容を毎週ノートに記録しておくとよいでしょう。「この週は正直さについて話そう」「次の週は感謝の心について話そう」とテーマを事前に計画することで、1年間で52本もの心の成長に役立つ話を用意することができます。
しかし、1年も続けると「話のネタが尽きるのでは」と心配するかもしれません。その場合は、新しい話を自分で作る努力をしてみてください。親自身が幅広く本を読んだり、多様な経験から学んだりすることが必要です。また、他人の経験談や教訓を参考にし、それを家庭や子どもに合う形にアレンジするのも有効な方法です。
すべての話がうまくいくとは限りません。他人の話や考えをそのまま当てはめても、20のうち2つくらいしか成功しないこともあるでしょう。しかし、たった一つでも子どもの成長に役立つものが見つかれば、それだけで十分価値があります。
親として重要なのは、日々子どものために「学ぶ姿勢」を持ち続けることです。そして、話を通じて伝えたいメッセージを少しずつ子どもに届けていくことが大切です。こうした取り組みが、子どもの心を育む一歩となります。
このように日々努力を重ねている親の子どもは、学力面でも生活面でも成長していることが多いと私は感じています。
井澤亨
私立小学校受験専門塾「ウエルストリーム」 塾長
教育コメンテーター
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