子育てビジョンを作るうえで大切なこと
子育てビジョンを描くにあたり大切なポイントが2つあります。1つ目は子ども自身の幸せを第一にし、親の思い込みを押しつけないことです。
親は子どもの幸せな人生を願っています。しかし、幸せの定義は人それぞれ異なり、時代によっても変化します。だからこそ、将来の社会状況や価値観の変化を予測しつつ、子どもが幸せに生きるために必要な能力や資質を考えることが大切です。
これは、子どもに特定の職業や生き方を押しつけるのではなく、多くの選択肢の中から自分にとって最良の道を選べる状態に導くということです。つまり選べる幸せを味わってもらうということです。そのためには、子どもが将来、自分で人生を選べる立場に立てるよう指導することが必要です。
2つ目は豊かな人間性を育て、社会への貢献を促すことです。子どもは授かりものだからこそ、立派に育て上げ、世の中や人々のために貢献できる人として社会に送り出すことが親の役目です。子どもが社会で活躍し、周囲に貢献するためには「人々を笑顔にしたい」「健康を守りたい」「世の中をより良くしたい」といった貢献意欲や社会の一員としての自覚を育むことが重要です。
こうした価値観を身につけることで、子どもは豊かな人間性を持ち、社会で求められる存在になっていきます。
