前回は、「客付け力」のある優れた管理会社の見つけ方を説明しました。今回は、信頼できる管理会社を「素早く」見つける方法をご紹介します。

物件を紹介してくれた不動産会社に依頼する手も

現在の担当者に会ってみて、どうしても信頼できないようならば、別の管理会社を探すことになります。

 

最も早く見つける方法は、物件を紹介してくれた不動産会社に依頼することです。多くの不動産会社は、管理業務も兼務しています。そもそも信頼できる会社だから物件を購入したはず。しっかりとした管理業務も期待できるのではないでしょうか。

 

不動産会社としても、2棟目、3棟目を買ってほしいので一生懸命やることが普通になっているはずです。公務員の場合は、家賃収入500万円の上限があるので、この対象とはなりませんが、それを理由にサービス内容に差をつけることはないでしょう。

 

また、物件を紹介してくれた会社なら、その建物を熟知していますし、周辺物件の相場も知っています。つまり将来売却するときも力強いパートナーとなるはずです。管理を依頼すると同時に、毎年の節税対策など売却までのプランも一緒に立て、数年ごとに見直すことも可能です。

物件に「できるだけ近い」管理会社を選ぶ

とはいえ、念のため評判はインターネットなどで確認すべきです。もし、情報を見つけられないなら、営業担当者に「近くに管理をしている物件はありませんか?」と聞いてみましょう。その物件を見れば、しっかり管理できているかどうかがわかるはずです。

 

もし、物件を紹介してくれた不動産会社が管理業務を行っていない場合は、その会社から管理会社を紹介してもらうという方法もあります。

 

また、管理業務は行っているものの信頼できないとなれば、別の会社を探すことになります。手段としてはインターネットや近くの物件に掲げられている入居者募集の看板などです。看板に出ている不動産会社の多くは、管理業務を行っているはずです。管理状態がいい物件を見つけて連絡してみましょう。

 

連絡する会社の条件は、会社(支店含む)が物件にできるだけ近いことです。管理業務は、オーナーに対しても入居者に対してもフットワークが大事。物件に会社が近ければトラブルがあった場合、すぐに駆け付けてくれます。逆に遠いとマニュアル通りに電話で済ませようとしがちです。あとは「現在の管理会社の担当者に会う」で書いたことと同じことを行えばいいでしょう。

 

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本連載は、2016年5月27日刊行の書籍『世界一わかりやすい「公務員」の不動産投資術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

世界一わかりやすい「公務員」の不動産投資術

世界一わかりやすい「公務員」の不動産投資術

今川 博貴

幻冬舎メディアコンサルティング

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