金銭感覚や価値観のズレを再確認する
「結婚を前提にお付き合いしてください」
これは婚活を頑張る女性にとって、好きな男性に最初に言われたい言葉ナンバー1だと思います。交際期間の長短にかかわらず、それまで漠然としたものでしかなかった〝プロポーズ〟がこの言葉を機に一気に現実味を帯び始めます。結婚相談所ではお見合い、プレ交際を経て真剣交際に入る際、お互いの意思確認を含めてこの言葉が次のステップへの足掛かりとなります。
待ちわびた憧れの言葉に喜ぶあまり「これでもう私、ほぼ結婚が決まった!」という感覚に陥ってしまい慢心した結果、急に自己主張が激しくなったり、わがままになってしまったりする人が少なからずいます。
あまりにも態度が急変してきたことで、思っていた感じと違うと男性が不安になり、結局あともう一歩でご成婚というところで破局になるケース、実は珍しいことではありません。
結婚を前提としたお付き合いを始める前に、お互いの金銭感覚を含めた諸々の価値観は知っておくべきところです。そして必ず確認しておきたいのが宗教や国籍、持病や借金の有無といったセンシティブな情報です。結婚相談所では真剣交際に入る前にそういったセンシティブ事項は必ずお相手に伝えるというルールがあります。
ですがマッチングアプリなどでの出会いの場合は当人同士でどの程度開示するかというルールもないですし、責任は誰も背負ってくれません。聞きにくいことではありますが、場合によっては家族に反対されるなど結婚を阻む要因にもなりかねませんから、結婚の意思が固まる前に、どんな出会いであっても、それとなくお互いにきちんと諸々のことを把握し合っておきましょう。
金山 恵美子
トロワアンジュ
代表
