失敗の経験を次に活かす
お見合いのお断り理由はシステムに反映されますので、今後よりスムーズな婚活をしていただくためにも、カウンセラーが会員さんたちにお断り理由を面談などを通じてデータとして共有させてもらう場合があります。特に私は会員さんと二人三脚のスタイルでサポートしていますので、ときには会員さんたちにとって耳の痛い話でもあえてお伝えすべき時はお話ししています。
年収600万円、32歳、キャリア女性のケース
これは大卒で年収600万円、仕事を一生懸命に頑張り、キャリアを積んできた32歳女性のケースです。入会直後からお見合いを何度も立て続けにお断りされてしまいました。そのため、彼女がお断りされる理由についてシステムにて分析したところ、マナーは良いが、どうも壁を感じるという理由がほとんどでした。
もちろんお見合いでいきなり素を出せる方はあまりいません。ですが、何かしら男性から見ると次もまた会いたいとまでは思えない隙のなさや壁があるのだとしたら、それを取っ払わねばなりません。
「お見合いのお断り理由を共有してもいいですか?」と私が面談時にお伝えすると、彼女は「メンタル的に身がもたなそうなので、聞かなくて大丈夫です」と言いました。とはいえ彼女が幸せにご成婚退会するためには、やんわりとでもお伝えせねばなりません。
私「では共有はやめておきますね。でも、何もお相手の方々が、酷いことを書いてるとかでは全くないですよ」
女性「 この間のお見合いも手応えがなかったですし、活動がうまくいっていないのは分かってるんですけどね……」
私「そうね。うーん、じゃあなんとなく○○さんがご自身で思うお断りの理由ってなんだと思います?」
女性「やっぱり私の見た目が男性に刺さってないんでしょうね。最近忙しくて、なんだかもう、ひと月ごとに劣化してるなって自分でも思ってしまうくらいなので……」
