自身の「思考のクセ」から抜け出すことで可能性が広がる
さらに気をつけたいのはマインドのもち方です。特に自分のコンプレックスの取り扱いを間違えてしまうと、せっかくの市場価値をますます下げてしまいかねません。
例えば、若い頃から女性に雑な扱いを受けることが多かったという思いが根底にある男性は、これまでの人生で女性との関わりが少なく、年を重ねていくうちにどんどん卑屈さが増していってしまう傾向があります。いくら高学歴高年収であっても卑屈な男性はシンプルに嫌われてしまいます。
ほかにも、子ども時代に女子に馬鹿にされたなどのトラウマでうっすら女性に嫌悪感がある男性も、その子ども時代に遭遇した女子たちと、目の前の婚活女性は全くの別物だということをしっかりと認知し直す必要があります。
また、振られ続けてきた理由を直視せず、そういった経験から毎回女性から値踏みされていると思い込んでいる人などは、自分の思考のクセから抜け出さないことには女性から良い印象を持ってもらいづらいままです。
仕事も年収も学歴も身長も似通っている二人の男性A君とB君がいるとします。A君はB君より年収が200万円程度低いのですが、仕事に誇りをもっていて日々楽しそうです。一方のB君は仕事の話題になるといつも上司の愚痴を吐き、会社に行くのが本当にだるいというネガティブ発言ばかり口にしているとしたら、どちらかを選ぶとなったとき女性たちはほぼ全員がA君を選ぶでしょう。
マインド面で優勢となったA君は、収入が低いにもかかわらずB君より圧倒的に婚活での市場価値が高くなるわけです。
金山 恵美子
トロワアンジュ
代表
