参入障壁の高い「地域観光ビジネス」の成功ポイント
地域観光ビジネスは、行政やNPO、観光協会などとの連携が前提となるケースが多く、「どうやって仕事を取ればいいのかわからない」と感じる人も多いだろう。
実際、翔太さんも最初はボランティアからスタートし、信頼と実績を積み重ねるなかで案件を獲得していった。
法人向け市場と同様に、行政や公共機関との取引は参入障壁が高いものの、無料のガイド養成講座や地域観光研修、SNSでの地域発信から入っていくことで、少しずつチャンスが広がっていく。
さらに、翔太さんのように自分1人では気づかなかった「無形資産」を他者が発見してくれるケースもある。副業・起業に挑戦する際には、周囲との対話や協働も大きなヒントになる。
自分の「好き」や「得意」が他者にとっては価値ある資源
翔太さんの成功は「地図が好き」「ルート設計が得意」という日常的な特性が、外からの視点と融合することで市場価値を持ち得ることを示している。特別なスキルや資格がなくても、自分では気づかない「好きなこと」や「得意なこと」が、他者にとっては価値ある資源となる。
重要なのは、その無形資産をどう整理して、誰に届けるのかという視点だ。副業や複業を考えるとき、まずは「自分ならではの資産はなにか?」を棚卸しすることが、最初の1歩になる。
副業の成功とは「大きく稼ぐこと」だけではない。自分の得意を誰かに届けることで、人生の充実度が変わる──そんな気づきを、翔太さんの事例は私たちに教えてくれる。
鈴木 健二郎
株式会社テックコンシリエ
代表取締役
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