今回は、有能な人たちとつながるための「情報発信力」の重要性について見ていきます。本連載は、オフィスと社員を持たない独自のビジネススタイルを提唱している高野勇樹氏の著書『30代までに知っておきたい お金と時間にしばられなくなる4つの仕組み』(合同フォレスト)の中から抜粋し、「独立して稼ぐ」ための方法を紹介します。

「実績のアピール」だけでは能力の高い人は集まらない

前回の続きです。いくらフラットな人間関係構築を目指していても、実際に能力の高い人たちに自分を知ってもらえないことには、何もはじまりません。

 

誤解を恐れず書いておくと、能力の高い人が能力の低い人と組んでくれることなんて、そもそもあり得ないことです。

 

振り向かせることのできない相手を振り向かせる、自分のところへ引き込むなんて奇跡は、どうやって起こすことができるのでしょうか。

 

ここでは能力の高い人たちを集めるコツとして、フラッグシップマーケティングをご紹介します。

 

フラッグとは旗のこと。ほかの言葉に置き換えるなら、「スローガン」「モットー」「理念」に近いでしょう。

 

フラッグシップマーケティングとは、つまり「あなたが振る旗にはどんなことを書くべきか」を考えることからはじまります。あなたが貫くべき理念の打ち出し方1つで、優れている人が集まってくれるかどうかが決まっていきます。

 

たとえば「月100万円稼いでいます!」という旗を振り続けていると、どんな人が集まってくるかを想像してください。月収100万円の実力をもつ人の周りには、「これから100万円を稼げるようになりたい」という人が寄ってきます。自分以上の能力をもつ人はなかなか来てくれません。

 

単なる実績というのは、いまの自分が出せる能力の限界を表明しているだけにすぎません。実績ばかりアピールしていたら、さらに自分を飛躍させるために必要な人材や情報が入ってはくれないのです。

 

お山の大将になるのが関の山。気分はよいかもしれませんが、ピラミッド型の話題でも触れたように、新しい情報は流れてきてくれないので、事業は次第に右肩下がりになる可能性があります。

共感してもらうことで、能力の高い人の支持を得る

私たちが振る旗には、「これからどうなりたいか」の未来予想図を描かなければいけません。いまはまだ叶えている途中で、最終的に自分はどうなりたいか。その夢や目標を大きく掲げることで、「何か凄いことをやろうとしているな」「この人はほかの人と何か違うな」と、能力の高い人たちの共感を集め注目してもらえます。

 

たとえ現状ではまだ大きな実績を挙げていなかったとしても、あなたの志が多くの人の心をつかんだのなら、自然と素晴らしい人たちが周りに寄って来てくれることでしょう。

 

旗を大きく振るにあたって、まずあなたがすべきことは、自分のやりたいことや望んでいることを明確にすること。

 

「とにかく楽しいことがしたい」

「地域に貢献したい」

「将来香港に豪邸を建てたい」

「営業能力の高い人と知り合いたい」

「時間や場所に関係なく稼げる人を育てたい」

 

掲げる内容はさまざまですが、多くの人に共感を与えるものでなければいけません。決して、ただの自慢や実績アピールにはならないようにしましょう。

 

旗を威勢よく振った分だけ、たくさんの人の目に留まります。人から人へと伝わり、あなたを支援してくれる人たちがあなたに声をかけてくれるはず。そこから一気にあなたの事業は加速します。

本連載は、2016年6月10日刊行の書籍『30代までに知っておきたい お金と時間にしばられなくなる4つの仕組み』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

30代までに知っておきたい お金と時間にしばられなくなる 4つの仕組み

30代までに知っておきたい お金と時間にしばられなくなる 4つの仕組み

高野 勇樹

合同フォレスト

スマホに事業を詰め込み、世界を歩く。年商1億円を稼ぐ4つの仕組み教えます! 1つの働きには限界がある。労働収入だけでなく、権利収入を得て、収入の途絶えることがない人生を歩もう。自分に合った事業とその成功方法を知るた…

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