隣人が夜毎…世帯年収1,500万円・40歳で「7,000万円の都内低層500世帯マンモスマンション」を購入。管理組合理事長のFPが直面した「まさかの実態」

隣人が夜毎…世帯年収1,500万円・40歳で「7,000万円の都内低層500世帯マンモスマンション」を購入。管理組合理事長のFPが直面した「まさかの実態」
(※写真はイメージです/PIXTA)

理想のマイホームに長く住み続けることは容易ではありません。経済的な余裕と綿密な計画があっても、予期せぬ家族構成の変化や近隣トラブルによって、住み替えを余儀なくされるケースは少なくないのです。本稿では、分譲マンションの管理組合で実際に起きた出来事をもとに、想定外の住み替えを防ぐための具体的な対策と、長期的に快適な住まい選びのポイントについて、ファイナンシャルトレーナーFP事務所の森逸行FPが解説します。

経済的余裕も計画性もあるはずが…

年収1,500万円という世帯は、一般的に経済的な余裕があり、住宅購入の選択肢も広がります。そのため、都心部のブランドマンションを購入し、快適な生活を送ることができると考える世帯も多いです。購入する際には、念入りにライフプラン(人生設計)やキャッシュフロー表(お金の見える化)の作成を行い、人生に一度の大きな支出である住宅購入に万全の準備をして挑む計画性がある人も比較的多いです。

 

しかし、このような世帯でも数年後に一戸建てやほかのマンションへ引っ越すケースが少なくありません。いったいなぜでしょうか?

 

分譲マンションの管理組合で知った驚きの事実

筆者は2018年、40歳のときに財閥系デベロッパーが手掛ける東京郊外のブランド分譲マンションを約7,000万円で購入しました。当時の販売価格は5,000万〜7,000万円。低層階ながら世帯数は500にもおよぶマンモスマンションです。周辺環境は閑静で、広い敷地内に多くの自然を取り入れている点が魅力に感じました。

 

筆者は入居してすぐにマンション管理組合に携わり、約7年が経ちました。管理組合の理事長を経験したこともあります。入居当初は管理組合の役割や仕事が右も左もわからない状況でしたが、数年務め、いろいろなことがわかってきました。

 

なかでも非常に驚いたのは、入居者の入れ替わりが激しいこと。正確にいうと、分譲マンションなので売却をして引っ越しする世帯がとても多いのです。筆者は管理組合に参加していることもあり、マンション全体の世帯の入退居状況が把握できる状況です。新築で買ったにもかかわらず、入居間もなく引っ越しをする世帯も少なくありませんでした。

 

また、筆者自身のパパ友グループの繋がりでも「引っ越します」という世帯がとても多く驚きました。実際には、入居時500世帯のうち約20%にあたる100世帯が引っ越しました。引っ越しをする世帯がどんな理由で引っ越しをするのかをいろいろと調べてみると、大きくは2点の理由から引っ越しをしていることがわかりました。

 

「子どもの増加」と「近隣トラブル」です。

 

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