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トランプ劇場と超富裕層課税 増税か、減税か――税制が映し出すアメリカの真実
奥村眞吾(著)+ゴールドオンライン(編集)
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Aさんが60歳から年金を受け取りはじめると…
Aさんの資産は現預金2,000万円、退職金(予定)が1,500万円、生活費が夫婦で毎月30万円です。「これだけあれば細々生きていけるかと思うのですが」というAさん。
シミュレーションしていきます。老齢厚生年金が仮に約10万円だとして、夫婦の基礎年金を合わせると約23万6,000円です。仮に60歳で仕事をやめ、繰上げ受給をした場合の毎月の受け取り額は約18万円ですので、生活費の一部を貯金から取り崩すことになります。毎月12万円ずつ取り崩した場合は84歳の時点で預貯金が底をついてしまいます。Aさんが60歳で退職し、繰上げ受給の年金と預貯金で生活する場合は、老後の資金枯渇リスクが高いといえるでしょう。
Aさんにとっては残念なシミュレーションになってしまいました。ですが、60歳の退職が必ずしも不可能ということではありません。資産寿命を延ばすためには収入を維持することだけではなく、支出の削減や資産運用の活用をすることで実現することができます。
直近の生活費は現金で確保し、5年以上先などに使うお金は資産運用で増やしておくことも可能です。今回は年金の受け取り時期に焦点を当てていますが、前述のとおり収入や支出などのいろいろな要因を踏まえて、望ましい選択肢を検討してみるとよいでしょう。
牧元 拓也
ファイナンシャルプランナー
株式会社日本金融教育センター
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