〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3
1位:牧野フライス製作所〈6135〉……前日比+1,500円(+19.35%)/終値9,250円
【売買材料】
ストップ高。当日、ニデック〈6594〉が牧野フの完全子会社化を目的とした株式公開買い付け(TOB)の実施を発表。TOB価格は1株1万1,000円としており、これにサヤ寄せする格好となった。
2位:ディー・エヌ・エー〈2432〉……前日比+420円(+15.58%)/終値3,115円
【売買材料】
12月26日(木)取引終了後、ゲーム事業で大幅な業績変動が生じる見込みとなったと発表。同事業の25年3月期第3四半期売上高について、第1、第2四半期の倍以上を見込んでいるとしたことが好感された。10月30日にサービスを開始したスマートフォン向けポケモンカードゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」が好調の模様。
3位:野村マイクロ・サイエンス〈6254〉……前日比+199円(+10.79%)/終値2,044円
【売買材料】
当日は特段個別の売買材料見当たらず。4月1日には6,370円の上場来高値を付けたが、その後は一転、長期にわたって下落トレンドが続いていた。12月23日には1,541円と、約76%も下落しており、ここにきて値ごろ感からの押し目買いが入っている模様。
〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3
1位:日産自動車〈7201〉……前日比-43.2円(-7.82%)/終値509.2円
【売買材料】
当日、日本経済新聞がホンダ〈7267〉と同社の経営統合について「焦点となるのが統合比率だ」としたうえで、その比率を「およそ5対1が協議の出発点となりそうだ」と報じた。日本経済新聞による試算に基づくと日産自動車の株価は割高な水準にあるとの見方が広がり、売りが集中したとみられている。
2位:デジタルホールディングス〈2389〉……前日比-70円(-5.50%)/終値1,202円
【売買材料】
当日は同社株の権利落ち日にあたるため、処分売りの動きが優勢となった模様。
3位:シンクロ・フード〈3963〉……前日比-18円(-5.10%)/終値335円
【売買材料】
この日はPOの受け渡し日。同社は12月11日、200万株の公募増資および600万株の株式売出、ならびに120万株を上限としたオーバーアロットメントによる売出を発表しており、1株利益の希薄化や需給の悪化が懸念されていた。売出人は同社代表取締役の藤代真一氏で、流通株式時価総額における上場維持基準を満たすことが目的とされていた。
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