家族間のトラブル
今回の問題は夫の一郎さんが美智子さんに断りなく家族を自宅に招き入れてしまったことはいうまでもありません。大事な家族とはいえ、配偶者にとってはもともとは赤の他人。別居していれば適度な距離感を保ち良好な関係を維持できたことでしょうが、不同意なまま同居することになっては信頼関係を壊してしまっても無理はないでしょう。
こういった家庭問題が理由で離婚に至るケースも珍しくはないようです。2021年の司法統計年報家事編によりますと、婚姻関係事件のうち「家族親族と折り合いが悪い」と回答した件数は4,871件になり、全体の8%が相手の家族とのなにかしらのトラブルになっていることがわかります。
義妹夫婦が自分達の生活設計をしっかり考えておくことは当然として、夫の一郎さんも本当に家族のことを思うのであれば、安易に家へ招き入れるのでは問題の解決になりません。どうすれば自立して生活ができるのか、ともに考えてできる部分は協力し、美智子さんにも相談して、お互いによい関係性を保てるように考えていればこんな結果にはならなかったでしょう。
そして、お金のことを「なんとなく」で考えてしまっていると家族関係を壊してしまうことにも繋がってしまいます。自分達の将来のお金のことを自律して考えることが必要です。
小川 洋平
FP相談ねっと
CFP
注目のセミナー情報
【国内不動産】12月23日(火)開催
Airbnb Partnersに公式に参加する企業が教える
初期費用500万円で始める!「利益率40%超」の民泊ビジネス完全攻略セミナー
超優良物件を抽出できる「自動化データ民泊システム」の秘密
【その他】12月24日(水)開催
応援したい若者を自身で選ぶ!
あなたの名を冠した「オリジナル奨学金」で後世に残る社会貢献
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

