為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、小幅に下落しました。11月5日に豪州準備銀行(RBA)による金融政策決定会合において、事前予想通り政策金利の据置きが決定され、インフレ率が持続して目標圏内に戻ることを確認するまで、金融政策は引締めを継続すると発表されました。こうした状況の中、同日から投開票が行われた米国大統領選挙において共和党のトランプ候補が勝利し、円安米ドル高となり、連れて豪ドルは対円で上昇しました。7日の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ決定の翌8日には、今度は円高米ドル安が進み、連れて豪ドルは対円で下落しました。期間を通じてみると、豪ドルは対円で小幅に下落しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、横ばいとなりました。11月5日のRBAによる金融政策決定会合において事前予想通りに政策金利の据置きが決定されましたが、市場は米国の大統領選挙のトランプ候補の勝利を受けて米国国債利回りが上昇したことに反応し、連れて豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。その後14日のパウエルFRB議長の今後の利下げを急がないとの発言を受けて翌15日は米国株安となりました。米国国債利回りが低下したことに連れて豪州3年国債利回りは低下したものの、期間を通じてみると、同利回りは横ばいとなりました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『トランプ再選後の「円安・米ドル高⇒円高・米ドル安」に連れて、豪ドルは対円で下落 ~2週間分のオーストラリアマーケット動向を分析【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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