「不動産ポケストップ」が売買される日が来る!?
リアル世界の位置情報サービスを元にしているからできることなのですが、ポケストップやジムの売買が行われるという可能性が今後、考えられます。事実、マクドナルドとの連携は言い方を変えれば、「ポケストップという不動産」の売買と言うことも可能です。
さらに、ポケストップの機能拡充が実装されれば、より一層ポケストップの位置は重要になってくるはずです。TOHOシネマズとの連携の話にもあるように、これは実際に現実化しつつあります。
ポケモンGOをプレイした人なら感じることでしょうが、ポケストップの位置は恣意的なものです。それは、ポケストップの位置は前身のイングレスの「ポータル」の位置に準じていて、イングレスのポータル設置は「自己申請」だったからです。
なので、家の近くにポケストップがあったらそれはイングレスのユーザーが近所にいたか、ユーザーが近くを訪れてその場所にポータルを設定したからに過ぎません。
地方に行くとポケストップがないという「ポケモン地方間格差」の問題は、なにもポケモンGOが地方を蔑ろにしているのではなく、ただ単にイングレスのユーザーが少なかったということに過ぎません。
地方なのに、ポケストップの多い鳥取砂丘などは、近くに熱心なイングレスユーザーがいたおかげのようです。
新たなポケストップの出現に関してはあまり一般ユーザーからのクレームは生じないとは思いますが、無くすとなると問題が生じそうなのでそこの運用はどうやるかは分かりませんが、ポケストップやジム購入、売買は可能になるのではないでしょうか。年間いくらとか、地域ごとの入札制度であるとか。
もうそうなると現実世界の不動産売買のようです。さらに、LBSのプラットフォームとしての広がりを持つようであれば、ポケストップの売買マーケットのようなものが現れるということもあるかもしれません。
10年ほど前、リンデン・ラボというアメリカの会社が運営する「セカンドライフ」という仮想空間が、世界中でブームになったことがあります。ブームは日本にも上陸し、仮想空間の土地を実際に売買しているということで話題となったことがあります。ところが、セカンドライフは社会的な広がりを勝ち得なかったことで、尻すぼみになってしまいました。
ところが、ポケモンGOは既に非常に多くのユーザー数を獲得して人を動かしています。それだけに、仮想空間の土地売買というのは現実味を帯びているのではないでしょうか。
ポケモン探しで男女の出会いが増加する可能性も
より詳細なGPS情報取得のため、加速度センサーを複数個搭載するなど、スマホの高機能化により、センサーなどの電子部品メーカーに恩恵をもたらすでしょう。
流通大手は、ポケモン探しに出歩くことにより、消費拡大でやはり恩恵を受けます。移動手段として、電車・バス、航空会社も乗降者増加が期待され、ポケモン探しの旅で宿泊も増加すると考えられます。
また、SNS、位置情報を活用したネット広告もやはり増加に期待できるでしょう。ポケモンGOは、グーグルマップを利用していますが、今後の位置情報ゲームは、他の地図情報を活用する可能性がありそうです。
ポケモン探しという共通の話題もあり、男女の出会い増加により、婚姻数が増加するかもしれません。