生活スタイルに合わせて共済・保険加入を
Aさんは掛金の安さから、共済に加入を続けていましたが、保障額が小さくなっていくことは知りませんでした。もしものときに役に立ってほしい保険なのに、満足いく共済金を受け取れないのは加入する意味がないと感じたAさんは、民間の保険を検討しました。
Aさんの年齢で上記の総合保障2型と同じような保障で、一生涯保障の民間保険に加入しようとすると、保険会社にもよりますが、少なくとも毎月6,000円〜8,000円の保険料になるでしょう。Aさんはいままでの掛金と比べると、保険料の高いことに抵抗を感じましたが、必要な費用だと思い、民間の保険に加入することにしました。
保険料は加入時の年齢が上がれば、一般的に高くなります。自分の保障が十分か不安がある方は早めの点検をすることが大事です。もし、なにか病気をしたあとであれば、新たな保険加入が難しい場合もあります。
また、共済はプランによって入院保障と死亡保障がセットになっているものがあります。入院保障だけ必要な方もいれば、より大きな死亡保障が必要な方もいます。必要な部分だけを民間の保険で加入することで、保険料の負担も大きくなりすぎないように工夫することも可能です。
共済は民間保険とうまく組み合わせることも可能です。たとえば小さい子供のいる方で、子供が成人するまでのあいだはもしものときのために手厚くしておきたい、という場合であれば民間保険に共済を上乗せして加入しておいて、不要になったら民間保険だけ継続するということもできます。
子供が大きくなるまで、妊娠出産を考えている年齢まで、定年退職までといったように保障が必要だと思う期間に手厚く備えるときにも共済は使い勝手がいいです。一方で老後の保障といったように長期の目線で考えると、民間の保険に加入するメリットが大きくなります。生活スタイルに合わせて、上手に活用していくことが重要です。
牧元 拓也
ファイナンシャルプランナー
株式会社日本金融教育センター
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
