決済サービスの利用とプランに対する満足度が比例するという結果に!初のスマホ料金のポイ活系プラン調査、総合満足度第1位は?

「J.D. パワー2024年スマートフォン金融・決済連携プラン顧客満足度調査℠」より

決済サービスの利用とプランに対する満足度が比例するという結果に!初のスマホ料金のポイ活系プラン調査、総合満足度第1位は?
(※写真はイメージです/PIXTA)

CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワージャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本浩二、略称:J.D. パワー)は、J.D. パワー2024年スマートフォン金融・決済連携プラン顧客満足度調査℠の結果を発表しました。今回が初の実施となったスマホ料金のポイ活系プランの満足度調査。若年層と高年層とで満足度に大きな違いがあることや、データ通信容量の満足度は高いものの特典内容等の契約時説明に課題があることなどが、判明しました。満足度ランキングの結果と共に詳細を見ていきましょう。

データ通信容量の満足度は高いものの、特典内容等の契約時説明に課題

「使用可能データ容量/通信速度」、「金融・決済特典のよさ」、「各種キャンペーン/適用割引」、「契約手続き時の説明」の各ファクターの満足度評価を横並びに比較すると、「使用可能データ容量/通信速度」の評価が6.46ポイント(10点満点)となり、4ファクター中、最も高かった。

 

金融・決済連携プランはデータ通信量が大容量・無制限となっているものが多く、月のデータ通信量が多いユーザーほど、「使用可能データ容量/通信速度」の評価が高くなる傾向が見られている。特に月20GB以上や100GB以上と、比較的中規模・大規模のデータ通信量を消費しているユーザーにおいて評価が顕著に高い。

 

このようなユーザーにおいては、金融・決済サービス利用に伴う上乗せ還元等によって、実質的なコスト負担を少なくしながら容量を気にせずデータ通信を使用できることが評価されていると考えられる。

 

一方で、4ファクター中、最も評価が低かったファクターは「契約手続き時の説明」(6.32ポイント)となった。加入によって得られる金融・決済特典がわかりやすいかを聴取したところ、「わかりにくい」とするユーザー(特典のわかりやすさに対して「そう思わない」または「あまりそう思わない」と回答したユーザー)は計38%となり、特に高年層において45%と半数近くに達している。

 

プラン加入時に内容説明を受けたチャネルまたは確認したチャネルは、「ホームページ」が最も多く(39%)、次いで「店舗」(29%)となっているが、どちらのチャネルを利用したユーザーにおいても、特典が「わかりにくい」と回答したユーザーがそれぞれ35%、36%と4割近くを占めている。

 

還元特典等については、適用条件が複雑なケースや上限額が設定されているケースがあるが、これらの理解が不十分なまま加入したユーザーも一定数いると考えられる。販促や申込時において、ユーザーの誤認防止に努めるための丁寧な表示や説明方法の工夫・改善が求められる。

 

[図表2]加入によって得られる金融・決済得点がわかりやすい

 

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