リスクを回避するポートフォリオと心得
そのようなリスクを負いたくないので、私の場合、最初からハイパーグロース銘柄には手を出さず、割安成長銘柄を軸にしてポートフォリオを組んでいるのです。そのうえで、投資家評価については宿命だと思って、甘んじて受け入れるようにしています。
投資家評価が下がるのは仕方がない。だけれども、自分の保有銘柄の資産価値が10分の1にならないよう、大暴落するリスクができるだけ少ない、割安成長銘柄でポートフォリオを固めたうえで、投資家評価の下落を甘んじて受け入れるのです。
受け入れるというのは、暴落した時にあえてなにもしない、ということでもあります。変な色気を出して、これは新NISAではできないことですが、課税口座を用いて信用取引を行い、カラ売りで儲けようなどと考えるのは、却ってドツボにはまる恐れがあります。
「最大で30%下げるのはよくあること」と思って、「ああ、あのとき、売っておけばよかった」とか、そういう類いの後悔はいっさいしないようにすること。そんなことを頭に浮かべていると、冷静な判断が下せなくなります。
「何もしない」と申し上げましたが、それは株価の暴落に乗じて儲けようなどとは考えないこと、という意味です。積極的に仕掛けることは一切、しなくてもよいのですが、多少の対応策は検討する必要があります。
杉原 杏璃 氏登壇!
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
(入場無料)今すぐ申し込む>>