ああ、あのとき売っておけば…。株価下落時に後悔をしないための「欲張らない」ポートフォリオとは【資産10億円達成の個人投資家が助言】

ああ、あのとき売っておけば…。株価下落時に後悔をしないための「欲張らない」ポートフォリオとは【資産10億円達成の個人投資家が助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

10倍、20倍の規模へ成長する企業に投資したいものの、心配なのは急な株価の下落です。株価下落の対策として、どのようなポートフォリオを組むとよいのでしょうか。本記事では、DAIBOUCHOU氏による著書『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円: 10日で学ぶ10年10倍株の探し方』(東洋経済新報社)より一部抜粋・編集して、株式投資の暴落を見込んだポートフォリオについて解説します。

リスクを回避するポートフォリオと心得

そのようなリスクを負いたくないので、私の場合、最初からハイパーグロース銘柄には手を出さず、割安成長銘柄を軸にしてポートフォリオを組んでいるのです。そのうえで、投資家評価については宿命だと思って、甘んじて受け入れるようにしています。

 

投資家評価が下がるのは仕方がない。だけれども、自分の保有銘柄の資産価値が10分の1にならないよう、大暴落するリスクができるだけ少ない、割安成長銘柄でポートフォリオを固めたうえで、投資家評価の下落を甘んじて受け入れるのです。

 

受け入れるというのは、暴落した時にあえてなにもしない、ということでもあります。変な色気を出して、これは新NISAではできないことですが、課税口座を用いて信用取引を行い、カラ売りで儲けようなどと考えるのは、却ってドツボにはまる恐れがあります。

 

「最大で30%下げるのはよくあること」と思って、「ああ、あのとき、売っておけばよかった」とか、そういう類いの後悔はいっさいしないようにすること。そんなことを頭に浮かべていると、冷静な判断が下せなくなります。

 

「何もしない」と申し上げましたが、それは株価の暴落に乗じて儲けようなどとは考えないこと、という意味です。積極的に仕掛けることは一切、しなくてもよいのですが、多少の対応策は検討する必要があります。

 

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※本連載は、DAIBOUCHOU氏による著書『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円:10日で学ぶ10年10倍株の探し方』(東洋経済新報社)より一部を抜粋・再編集したものです。

バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円: 10日で学ぶ10年10倍株の探し方

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DAIBOUCHOU

東洋経済新報社

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