厳しい世界だが爆発的上昇もあるのが成長株
たとえば、AI inside(4488)やイーディーピー(7794)、プレミアアンチエイジング(4934)などは、好調時は成長株投資家の人気銘柄でした。
手書き文字をAI技術によってデジタル文字コード変換するサービスを企業向けに展開するAI insideは、2019年12月にマザーズ(現・グロース)に上場すると、株価が急上昇しました。ところが、その1年後、NTT西日本との契約が更新できず、売上が約4割消失しました。もちろん、株価は急落して浮上できずにいます。
こういう世界であるという前提のもと、成長株投資のメリットを申し上げると、前述したように、値上がり益が期待できるという点に尽きます。PBRが0.5倍の資産バリュー株に投資して、PBRが1倍になるところまで持ち続けたとしても、株価は2倍になる程度ですし、配当利回りが6%から3%になったとしても、やはり株価は2倍程度にしかなりません。
もちろん、株価が倍になるのも嬉しいのですが、成長株投資の爆発的な上昇に比べれば微々たるものです。利益が10倍増になって株価も10倍増になるだけでなく、PER評価が2倍になって、最終的に株価は20倍になるなどということが、起こり得るのです。
利益10倍増なんて絵空事だ、と思いますか? いえいえ、時間をある程度かければ、利益が10倍増になるのは、絶対に不可能な話ではないのです。
ただし、前述したように期待感先行で株価が急上昇し、期待外れで急落などということもありますから、銘柄選びは慎重に行う必要があります。
専業投資家インフルエンサー
DAIBOUCHOU
※本記事は『バリュー投資の億り人が教える 新NISA「成長投資枠」で1億円:10日で学ぶ10年10倍株の探し方』(東洋経済新報社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。記載内容は当時のものであり、また、投資の結果等に編集部は一切の責任を負いません。
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