いつまでも平行線で辟易…「離婚の話し合い」を円滑に進めるための重要ポイント、3つ【離婚専門弁護士が解説】

いつまでも平行線で辟易…「離婚の話し合い」を円滑に進めるための重要ポイント、3つ【離婚専門弁護士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

多くの夫婦が離婚をするときに「協議離婚」を成立させています。協議離婚とは、話し合いにより成立する離婚のことです。しかし、はじめからお互いの考えが一致することは少なく、決して簡単ではありません。離婚の話し合いをするときは、成功させるために適した場所を選択し、第三者の同席など事前準備をしておくべきです。本記事では、離婚の話し合いをする際のポイントを、Authense法律事務所の離婚問題に精通する白谷英恵弁護士が解説します。

1.話し合いは、カフェやファミレス/夫婦どちらかの実家で

[図表1]離婚の話し合いに適した場所

 

離婚の話し合いをするなら、カフェやファミレスといったオープンな場所か、夫婦どちらかの実家を選びましょう。

 

オープンな場所なら感情的にならずに話し合いを進められる

離婚の話し合いを夫婦だけで行う場合は、お互い感情的にならず冷静に話し合いを進めるためにもオープンな場所を選択すべきです。人目のつかない場所であると、ヒートアップしてしまった場合、収拾がつかなくなることもあります。思ってもいない気持ちを投げつけてしまうことで、関係を修復するのが困難となる可能性も考えないといけません。人目のつく場所であれば言葉や態度を選んで建設的な話し合いを行えるものです。

 

離婚の話し合いは問題について焦点を合わせ、夫婦関係の修復や復縁のための話もできます。感情的に気持ちを先行させてしまうと論理的な話はできません。

 

離婚の話し合いをするということは非常に大変で、体力が必要です。双方の希望の内容が最初から合致しているということは稀で、いつまでも話が平行線で進まないことや、ヒートアップして冷静に話を進めることができないなど、問題はたくさんあります。離婚の話し合いを円滑に進めるために大切なのが場所選びです。

 

たとえばDVが問題で別れたいと考えている場合、人目のある場所で話し合いをしたほうがよいのか、第三者同席のもとで話をしたほうがよいのかなど、場所や環境の選び方で話し合いがスムーズになりますので、離婚の話し合いに適した場所を選ぶようにしましょう。

 

なるべくお酒は控える

居酒屋やホテルのラウンジで話をするという場合、あまりお酒を飲み過ぎないようにしましょう。建設的な話し合いができなくなる可能性もありますし、せっかく話し合った内容が酔っていたからといって無駄になってしまうケースもありますので、飲み過ぎには注意です。

 

実家や義実家であれば子どもの面倒をみてもらえる

実家や義実家で両親や義両親と一緒に離婚の話し合いをする方法もあります。子どもがいる場合は面倒を見てくれて、落ち着いた環境で離婚の話し合いができます。

 

しかし、実家や義実家で両親や義両親の立ち合いのもと、離婚の話し合いを行う場合は自分の子どもを信じたいと思う親がほとんどです。夫婦のことに関して必要以上にいわず、平等に物事を見てくれる両親や義両親であるのが望ましいです。

 

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